俳優ハ・ジョンウやチュ・ジンモなど芸能人の携帯電話をハッキングし、個人情報を流出させると脅迫して金品を要求した夫婦が控訴審でも実刑を宣告された。
【実話】ハ・ジョンウが警察に捜査協力…ハッカー相手に縦横無尽
ソウル中央地裁・刑事控訴4-3部(チャ・ウンギョン、キム・ヤンソプ、パン・ジョンモ部長判事)は2月2日、恐喝などの容疑で起訴されたキム氏(32)とパク氏(41)の夫婦に、それぞれ懲役5年、懲役2年6カ月を宣告した。
これは1審と同じ量刑だ。
裁判所は「原審の量刑が裁量の合理的範囲を超えていたり、不当であったりしたとは見なせない」と述べた。
キム氏夫婦は2019年末から2020年初旬までの2~3カ月間、有名芸能人の携帯電話やインターネットのアカウントをハッキングし、個人情報を流出すると脅迫して、1人当たり最大6億ウォン(約6000万円)相当の金品を奪った疑いで裁判に渡された。彼らにお金を渡した芸能人は8人中、5人だったと確認された。
その被害のなか、チュ・ジンモは2020年1月にハッキングされたテキストメッセージが公開され、芸能人としてのイメージに大きな打撃を受けた。ハ・ジョンウも脅迫に苦しめられた。犯人はハ・ジョンウに15億ウォン(約1億5000万円)を要求したが、ハ・ジョンウは警察に通報した後、テキストメッセージのやり取りなどで時間を稼ぎながら捜査に協力した。
またキム氏は、自分の姉(35)と姉の夫ムン氏(41)と共謀し、いわゆる“モムケム・フィッシング”を行った疑いも受けた。モムケム・フィッシングとは、ビデオ通話などを通じて、被害者のわいせつ行為を録画し、それを知人に流出すると脅して金品を要求する行為を意味する。
ムン氏とキム氏の姉はこの日の控訴審で、1審と同じく、ムン氏は懲役1年6カ月の実刑、キム氏は懲役1年4カ月、執行猶予3年を言い渡された。
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