時代劇『暗行御史』第12話、視聴率12%で自己最高更新。 反響を呼ぶ3つのポイントは?

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韓国KBS2の時代劇『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』(原題)が、お茶の間を熱狂させている。

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1月26日に放送された第12話の視聴率は12%(ニールセンコリア調べ)で自己最高記録を更新。特に、チョン・ゲス(演者パク・ドンビン)がソン・イギョム(演者キム・ミョンス)に手紙を渡すシーンは、最高視聴率13.5%まで上る熱い反応が寄せられた。

コミカルからシリアスまでバラエティに富んだストーリー展開と、俳優たちの息ぴったりなコンビネーションが光る『暗行御史』の魅力ポイントを紹介する。

正義の勝利を知らせる「暗行御史の出頭だ!」

劇中、御史団はあらゆる不正が起きる現場で縦横無尽に活躍している。

「暗行御史の出頭だ!」という一言で隠していた身分を明かし、悪人たちの罪を唱えて痛快なパンチを放つ。

特に、第4話では鉱山に閉じ込められた労働力を搾取されていた民たちと共に初めて「出頭」を叫んだシーンは、視聴者にカタルシスを与えた。悪の勢力と闘うために意気投合した彼らは、このフレーズと共に形勢逆転した様子を見せ、痛快さを感じさせた。

(画像=KBS2)

御史団の成長ストーリー

人間味あふれるソン・イギョム(演者キム・ミョンス)とホン・ダイン(演者クォン・ナラ)、パク・チュンサム(演者イ・イギョン)は、どこか頼りないカリスマで笑いと共感を届けている。

特に、内官たちと密かに賭博をする賭博師の姿で初登場したソン・イギョムは、“最悪の初対面”を果たしたホン・ダインと行動を共にしながら息の合わない馬鹿コンビぶりを披露。また、事件現場に押しかけて事を大きくする下僕パク・チュンサムの活躍(?)で幾度も危機に陥った。

しかし、ソン・イギョムは事件を解決していくたびに正義感を燃やしながら“本当の”暗行御史に変わっていく。ホン・ダインとパク・チャンサムは彼の暗行に喜んで付き添い、完璧なチームワークを発揮し始めた。

1月25日に放送された第11話では、処刑の危機におかれたホン・ダインを助けようとして兵士と首斬りに変装したソン・イギョムとパク・チュンサムの友情模様が、視聴者の目を釘付けにした。

視聴者の心に響くメッセージ

劇中に登場する官僚は、欲しいものを手に入れるためにあらゆる犯罪を犯す。財産を増やすために庶民を奴婢場に売り渡したり、両班一家を殺害して裏金を奪い取ったりと、血も涙もない悪行を見せた。

しつこく彼らの手がかりを負った御史団は豪快なアクションで現場を襲い、悪行を罰するための出頭を叫びながら「暗行御史」の真の意味を伝えている。

結局は「善」が勝利するというドラマのメッセージは、現代を生きる市民たちの鬱憤も解消してくれた。

このように『暗行御史』は、多彩なエピソードと新感覚キャラクターたちの爽快な活躍、時代を超えて希望のメッセージを通じて視聴者を虜にしている。

はたして御史団は最後の任務まで無事に全うできるか。今後の展開に期待感が高まっている。

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