昨年5月に強制わいせつの被害を訴えたヤン・イェウォン(韓国のユーチューバー)が、自身に対して悪質な誹謗中傷を繰り返すネットユーザーを告訴すると明かした。
去る1月9日、ソウル西部地裁はヤン・イェウォンの撮影会写真をネットに流出させ、強制わいせつをしたとして、容疑者のチェ被告(40代、男性)に2年6カ月の懲役を言い渡した。同時に80時間の性的暴行治療プログラムの履修、5年間の児童関係機関への就業制限を命じている。
(関連記事:性的暴行被害を訴えた韓国のユーチューバー、勝訴するもネット民から賛否両論)
性的暴行被害を主張し見事勝訴したヤン・イェウォンだが、今度はネット民100人を訴えるという。
ヤン・イェウォンの担当弁護士であるイ・ウンウィは2月6日、韓国メディア『聯合ニュース』の取材で「悪質なコメントを繰り返し書き込むネットユーザー100人を2月7日、名誉棄損と侮辱の容疑で告訴する」と伝えた。
告訴対象は、SNSやブログなどを通じてヤン・イェウォンに対する侮辱的な書き込みを行ったネット民たちだ。現状で虚偽の事実を含む文言や、彼女の家族を卑下するような暴言が複数確認されている。
同弁護士は、当該のネット民を順次告訴する予定だという。
ヤン・イェウォンは判決当時「私だけでなく、家族の話まで持ち出して誹謗中傷を繰り返したネットユーザー全員に対して法的措置を取るつもりだ。何年かかったとしても構わない」と話し、法的手段を示唆している。
前回の勝訴当時にネット上で賛否両論のコメントが繰り広げられただけに、今回の“名誉棄損告訴”に対してどのような反応が寄せられるのか、今後の展開に注目が集まっている。
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