韓国のラッパーIRON(本名チョン・ホンチョル、29)が突如遺体で発見されたことについて、最後のSNS投稿も注目を集めている。
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IRONは1月25日の10時25分ごろ、ソウル中区(チュング)のとあるマンションの花壇で、血を流した状態で倒れているところを発見された。これを警備員が通報し、病院に搬送されるも、死亡判定を受けた。
現在警察はIRONの死因を調査中だ。
IRONは2014年のMnetラップバトル番組『SHOW ME THE MONEY3』で準優勝し、その名を世に知らしめた。強烈なラップで実力を立証してきたものの、数々のトラブルや事故に巻き込まれ、その栄光はたちまち萎んでしまった。
2016年には大麻を喫煙した疑い、2017年に当時交際していた女性が、性行為中に自身の要求を聞き入れなかったという理由で暴行した疑い、2020年12月には未成年の弟子を数回にわたってバットで暴行した疑いなどを受けている。
2016年9月には、自伝的なストーリーを盛り込んだ1stアルバム『ROCKBOTTOM』をリリースしたが、カムバックは容易ではなく、結果的に彼のラストアルバムとなってしまった。
IRONのInstagramは現在、投稿が1つだけ残されている状態だ。 2020年9月9日にアルバム『ROCKBOTTOM』の写真とともに、これまでの所感を明らかにした文章が残っている。
「1日でも早く良い音楽をお届けしたかったが、もう少し時間がかかりそうなので、このように文章を書いてでも便りを伝える」と切り出した彼は「『ROCKBOTTOM』という初アルバムを発売してから4年という長い間、私は自分の人生をたくさん振り返る時間を持った。 痛くて、悔しくて、腹が立って、悲しくて、その果てには私自身があった。これからも私は言い訳をしない。愚か者を好きになってくれていつも申し訳なく、感謝している」と述べ、これまでの論争を遠回しに言及、ファンに対して申し訳ない気持ちを示した。
IRONについては批判も多いが、故人の冥福を祈るというメッセージも少なからず届いている。
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