歌手で女優のソリョンがSNS活動を再開した。以前の投稿は2020年7月に上げたものであるため、実に6カ月ぶりの復帰だ。
1月20日、ソリョンはインスタグラムに複数の写真と、出演したドラマ『昼と夜』(原題、tvN)の撮影現場などを公開した。また長文を掲載し、この間の感想を述べたりもした。
ソリョンは自らを「ドラマ『昼と夜』でコン・ヘウォン役を演じたキム・ソリョン」と紹介し、「『昼と夜』は私にとって、いろいろな意味が格別な作品です。この作品がなければ、はたしてこの時間をどう過ごしただろうかという気がしています。たくましく勇敢なコン・ヘウォンを演じることができて良かったと思うくらい、このドラマとヘウォンは私の大きな力になったし、生きていく原動力になりました」と振り返った。
また「作品のなかで孤軍奮闘したヘウォンにご苦労様と言いたいです。みんながト・ジョンウチーム長を犯人と疑ったとき、ヘウォンだけが揺れることなくチーム長を信じ、それが真実と明らかになるまでとても長い時間がかかりました。最後までヘウォンを応援します」と伝えた。
ソリョンの久しぶりのSNS投稿を歓迎する声が多いなか、今回の投稿を意味深長にとらえる見方も出ている。
そもそもソリョンは2020年7月からSNSを中断している。それは同年6月に、K-POPガールズグループAOAで一緒に活動していた元メンバーのクォン・ミナが、グループ内でいじめを受けていたと暴露したことが原因だろう。
いじめの加害者はリーダーのジミン。クォン・ミナは亡くなった父親の最期をジミンのせいで看取れず、その痛みが今も残っていると主張したりした。
一連の騒動でジミンはAOAを脱退。クォン・ミナも所属事務所ウリ・アクターズとの専属契約を解除している。
その騒動は、AOAメンバーであるソリョンにも飛び火した。いじめを見て見ないふりをした“傍観者”として指名され、世論の叱責を受けた。
当時撮影中だったドラマ『昼と夜』について、ネット上では「自主降板したほうが良さそう。他の俳優に迷惑だから」「どうして欲を出してドラマの関係者たちに被害を与えるのか理解できない」といったコメントが寄せられたりもした。
当時、『昼と夜』の関係者は「撮影現場の雰囲気はいつもどおりだ。AOAについて言及なない。ソリョンの胸中はわからないが、現場では他の俳優と頑張って撮影に臨んでいる。ドラマはみんなで作っていくものなので、みんなが各自の仕事をしている」と伝えた。
そんな苦しい状況下でのドラマ撮影だっただけに、ソリョンは今回の投稿で「生きていく原動力になった」と振り返ったと考えられる。
以下、ソリョンが投稿した文章全文。
◇
こんにちは。ドラマ『昼と夜』でコン・ヘウォン役を演じたキム・ソリョンです。
昨年の春に撮影を始め、今日で最後の放送が終わりましたね。『昼と夜』は私にとって、いろいろな意味が格別な作品です。
この作品がなければ、はたしてこの時間をどう過ごしただろうかという気がしています。たくましく勇敢なコン・ヘウォンを演じることができて良かったと思うくらい、このドラマとヘウォンは私の大きな力になったし、生きていく原動力になりました。
撮影現場に向かう毎朝、一緒に苦労している方々のためにも、すべての瞬間で最善を尽くそうと決意し、本当に一生懸命やりました。私が無事に撮影を終えることができたのは、常に私を導いてくださり、待ってくださり、包み込んでくれた先輩たち、同僚の方々、作家、監督、すべてのスタッフの方々、いつもそばで支えてくれたヘウォンチームのおかげです。
多くのことを感じて学ぶことができたし、何よりも温かい現場でした。この場を借りて、今一度感謝の言葉を申し上げます。
この作品と初めて出会ったのは、去年の今頃でした。1年という時間を一緒にしましたね…。その間、作品のなかで孤軍奮闘したヘウォンにご苦労様と言いたいです。みんながト・ジョンウチーム長を犯人と疑ったとき、ヘウォンだけが揺れることなくチーム長を信じ、それが真実と明らかになるまでとても長い時間がかかりました。
誰かはヘウォンの行動を理解できないかもしれないけど…私はヘウォンのそんな信頼を自慢したいです。そして最後までヘウォンを応援します。
これまでドラマ『昼と夜』とコ・ヘウォンを愛してくれたすべての方々、本当にありがとうございます。遅れましたが、新年に福をたくさんもらって、今年も健康でありますように!
◇ソリョン プロフィール
1995年1月3日生まれ。韓国・プチョン市出身。 2010年に参加した学生服のモデル選抜大会をきっかけに、FNCエンターテインメントにスカウトされた。2年間のトレーニングを経て2012年にガールズグループAOAのメンバーとしてデビュー。2015年に通信会社SKテレコムのイメージモデルを抜擢され、167cmの長身と抜群のスタイルを生かした宣伝用の等身大パネルで大ブレイクを果たす。デビュー早々女優業を並行し、ドラマ『いとしのソヨン』、映画『江南ブルース』『殺人者の記憶法』『安市城グレート・バトル』などに出演。2019年には時代劇ドラマ『私の国』で主演を務めた。
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