かつて日本映画に出演した韓国女優が4度目の飲酒運転で執行猶予へ…致傷については無罪

2021年01月21日 話題 #女優
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日本で2005年に公開された映画『亡国のイージス』に出演していたベテラン女優チェ・ミンソ(40)が、飲酒運転で一方通行の道路を逆走行して事故を起こしたことについての裁判で、第1審に続いて控訴審でも懲役刑の執行猶予を言い渡された。

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ソウル中央地方裁判所刑事控訴5-3部は1月20日、道路交通法上飲酒運転などの疑いで起訴されたチェ・ミンソに、第1審と同じく懲役8ヵ月、執行猶予2年を言い渡した。

第1審では40時間の遵法運転講義の受講と、120時間の社会奉仕の命令を下したが、控訴審では遵法運転講義のみを維持し、社会奉仕は付随されなかった。

チェ・ミンソは2019年3月26日6時ごろ、酒に酔った状態でソウル江南(カンナム)の一方通行道路を逆走行し、他の乗用車に衝突する事故を起こして裁判に持ち込まれた。

(写真=チェ・ミンソSNS)

致傷については証拠不十分で無罪に

当時チェ・ミンソは、停車していたほかの車にも衝突し、相手の運転手に怪我を負わせた疑いも持たれている。

第1審裁判部は、チェ・ミンソの飲酒運転容疑と交通事故処理特例法上致傷容疑をすべて有罪と認めたが、控訴審裁判部は「被害運転者が怪我をしたという事実が十分に立証されていない」とし、致傷容疑は無罪となった。

裁判部は「被害者は特に痛いところがないのに“腰が痛い”とし、漢方医から2週間の治療が必要だという診断書を発行、資料として提出した」とし、「検事が提出した証拠だけでは、被害者がこの事故で傷害を負ったという点が十分に立証されたとは言えない」と判断した。

過去3回にわたる飲酒運転

飲酒運転容疑については「過去3回、飲酒運転で処罰された経歴がある」と指摘。ただ「被告人が犯行を反省しており、“二日酔い運転”で血中アルコール濃度が非常に高くなかった点を考慮する」と量刑背景を説明した。

チェ・ミンソは飲酒運転事故当時、自身のインスタグラムに謝罪文を掲載し、謝罪した。

同関係者は「申し訳ないとしか言うことがない」とし、「飲酒運転をしてはいけないと思いながらも、ハンドルを握ったことに対する私の不手際で被害を受けた方に、心から謝罪の言葉を申し上げたい。頭を下げて反省する。被害者の方と私を大切にしてくださったファンの皆さんに申し訳ない」と伝えた。

チェ・ミンソは2012年と2015年にも罰金刑の略式命令を受けるなど、これまで3度にわたって飲酒運転で処罰されている。

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