Netflixで配信中のドラマ『秘密の森』『キングダム』シリーズなどに出演した女優ペ・ドゥナが、韓国tvNバラエティ番組『YOU QUIZ ON THE BLOCK』の1月13日放送分にゲスト出演。女優として生きる楽しさと悩みについて率直に語った。
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現在、コン・ユと共演するドラマ『静寂の海』(原題)の撮影で忙しいという彼女は、和気あいあいとした現場の雰囲気を伝えた。同い年のコン・ユとは仲が良く、「彼が色黒メイクをするので黒砂糖、私は白砂糖みたいだという話も出た。でも甘すぎるから黒ごまと白餅に変えた」というエピソードを伝えている。
自身が出演した作品や監督について、格別な自負心も表した。
「キングダムはヒットするしかない作品。キム・ソンフン監督は妥協しないから。ゾンビの首が落ちるシーン、テイク74まで撮った。だから完成度は桁違い。一方、是枝裕和監督は正反対。1回で終わり。生のものが好きみたい。ドキュメンタリーの撮影とも似ている」
国内外で数多くの作品に出演し、今の地位を築いた彼女は、役者という職業を「後悔したことはない」と、愛情を示している。
「生まれ変わっても役者になりたい。本当に良い職業だ。ただ、甘受しなければならない部分もある。活字を見て現実の人物を作り出すためには、敏感でなければならない。ニュアンスや雰囲気を作り出さなければ。神経質にもなるし、それが日常生活に影響を及ぼしたりもする」
トップ女優として活躍しているペ・ドゥナにも、悩みはあった。
彼女は「仕事が入ってこないという心配もした」と打ち明け、「俳優は選ばれる職業。世代交代もあるし、演技力は別として、世間に飽きられるかもしれない。心配までじゃないけど、いつかはその日が来るだろうと思う。その日のために今がんばっている。周囲から少し休めと言われるけど、時間がもったいない。毎日を密度高く生きなければと思う。40代にもなったので、後悔しないように生きないと。人々に対しても後悔するようなことはしたくない」と述べた。
カンヌ国際映画祭、アカデミー賞を総なめしたポン・ジュンホ監督や、ウォシャウスキー監督など、有名監督たちと仕事をしながら休まずに活動し続けるペ・ドゥナ。演技に対する情熱と役者としての悩み、人間に対する思いやりなど、人間味あふれるトークで、多くの視聴者から共感を得た。
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