韓国で高視聴率を誇った人気ドラマ『ペントハウス』に主演した女優ユジンが、「チョンインちゃん、ごめん」チャレンジに参加した。
1月7日、ユジンはインスタグラムに「とても心が痛くて、ずっと避けてきたが。参加するために勇気を出して、初めてチョンインちゃんの顔を見て、声を聞いた。こんなに可愛らしい子供をなぜ…。これは殺人です。正しく処罰してください」という文と一緒に、チョンインちゃんの写真を掲載した。
写真のチョンインちゃんは、養子縁組前の明るく笑っている姿だ。ユジンは「チョンインちゃん、ごめん。もう苦しまないで。チョンインちゃん、愛している」と付け加えた。
韓国SBSの『そこが知りたい』は最近、里親の虐待によって生後16カ月で死亡したチョンインちゃん(仮名)の事件を取り上げた。
チョンインちゃんは生後6カ月ほどだった2020年1月に養子となったが、虐待を受け、去る10月13日に病院で死亡した。
あまりに悲惨な事件に大きな波紋が広がり、ハッシュタグ運動や陳情書の提出など、チョンインちゃんの哀悼と関係者の厳罰を促す動きが広がっている。
韓国芸能界からもBTSのJIMINやキム・サラン、シン・エラなど、数多くのスターたちが「チョンインちゃん、ごめん」チャレンジに参加している。『宮廷女官チャングムの誓い』で知られる女優イ・ヨンエは、1億ウォン(約1000万円)の寄付なども行った。
また「養父母に殺人罪を適用すべき」という国民請願には、20万人以上が同意。チョンインちゃんの虐待と関連した通報を3度も受けながら、まともに対処できなかった警察にも非難の声が上がった。
1月6日にはキム・チャンリョン警察庁長が謝罪文を出し、「虐待被害に遭った子供の命を保護できなかった点について深く謝罪の言葉を申し上げる」と述べた。同時に「初動対応と捜査過程の不十分だった部分にも、警察の最高責任者としての深い責任を感じている」と付け加えた。
以下、ユジンのインスタグラム全文。
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ごめん、チョンインちゃん、ごめん。どれほど痛かっただろうか。胸が張り裂ける。
とても心が痛くて、ずっと避けてきたが。参加するために勇気を出して、初めてチョンインちゃんの顔を見て、声を聞いた。天使のように笑っている子供。こんなに可愛らしい子供をなぜ…。
これは殺人です。正しく処罰してください。
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