『ペントハウス』で韓国芸能界のスターダムを駆け上がり始めた新星チョ・スミンが、最終回を迎えた感想を語った。
【写真】『ペントハウス』で“衝撃シーン”を演じたチョ・スミンの「みずみずしい美貌」
チョ・スミン演じるミン・ソラは第1話で死亡したが、キー・パーソンとしてドラマの中核を担い、1月5日に放送された最終回でもこれまでの強烈な事件場面が映され、ミン・ソラもその中心にいた。
チョ・スミンは所属事務所のAwesome Entを通じて「私が演じたミン・ソラが置かれた状況を考えると、悔しくて心が痛むことが多かった。世界中のどこかで一生懸命生きているソラのような子供たちが尊重され、幸せに笑える世の中になってほしい」とし、「これまでミン・ソラを応援してくださった方々に感謝する」という挨拶を伝えた。
チョ・スミン演じるミン・ソラは、第1話目に高層ペントハウスのヘラパレスから落下するという衝撃的な姿で、視聴者の脳裏に強烈な印象を残した。
衝撃の転落シーンを演じたミン・ソラは、最少出演時間にもかかわらず最大級の存在感を見せ、“コスパ最高の役”という笑い話が出たほどだという。
ヘラパレスに住む子どもたちからのいじめにも屈せず、自信に満ちた表情と目つきで強靭さを表現すると同時に、ローガンリー(演者パク・ウンソク)とのシーンではか弱い一面も繊細に表現し、幅の広い演技で視聴者の声援を受けることとなった。
幼少期に養子縁組でアメリカに送られたあと、離縁されるというミン・ソラのハードなバックボーンも見事に消化し、数奇な運命を熱演したことで視聴者のハートをガッチリ掴んだ。
そして“ミン・ソラ”はドラマ序盤、リアルタイム検索ワードにランクインし、役を演じたチョ・スミンへの関心につながった。
ポータルサイトやコミュニティ掲示板は爆発的なアクセス数を記録し、放送通信委員会が運営する放送コンテンツ価値情報分析システムの話題性順位でも、先輩俳優を抜き4位に名を連ねるなど、末恐ろしい潜在能力を発揮した。
『ペントハウス』では、気後れしない強靭さや悲しみ、怒りに至るまで多様な感情を見事に描き出し、次世代の信頼度を高めているチョ・スミンの次回作に期待が集まっている。
チョ・スミンは現在、韓国KBS2で放送中の時代劇ドラマ『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』(原題)に出演中だ。
時代劇初挑戦となる本作でチョ・スミンが演じるカン・スネは、世界を変えようと権力に立ち向かい、差別と蔑視克服のために命を捧げるほどの人物として描かれている。
『ペントハウス』に続いて逆境に負けないキャラクターを演じるチョ・スミン。新型コロナという類を見ない逆境に晒されている人類だが、彼女の未来は明るいはずだ。
◇チョ・スミン プロフィール
1999年3月5日生まれ。2006年にドラマ『ソウル1945』で子役としてデビュー。子役としてキャリアを積み、ドラマ『透明人間チェ・ジャンス』(2006)に出演した際は、子役とは思えないクオリティの英語力と演技量を披露し、子役としての地位を確立した。2009年から2019年の10年間は作品に出演しておらず、学生時代を過ごす。その後、韓国外国語大学中国言語文化学科に入学し、2019年に芸能界にカムバックした。『ペントハウス』シーズン1(2020)で“衝撃の転落シーン”を演じて大きな話題になるなど、今後が楽しみな若手女優の1人。
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