両親の虐待によって、生後わずか1歳4カ月でこの世を去ったチョンインちゃん（仮名）を追慕するため、お墓を訪れた女優イ・ヨンエが、ソウル峨山（アサン）病院に1億ウォン（約1000万円）を寄付した。
1月7日、ソウル峨山病院によると、イ・ヨンエは「チョンインちゃんのように社会の無関心のなかで放置された悲しい子供たちのために寄付金を使ってほしいという思いと、自分たちの安全を後回しにして新型コロナと闘っている医療陣の応援になればという気持ちで後援を決めた」という。
先立ってイ・ヨンエは1月5日、双子の子供と一緒に、京畿道にある故チョンインちゃんのお墓を訪れた。イ・ヨンエは不幸なままこの世を去ったチョンインちゃんを追悼し、その場で涙を流した。
イ・ヨンエがソウル峨山病院に寄付したのは今回が初めてではない。2006年にも状況が難しい重症患者のために1億ウォンを寄付した。また2017年には、江原道地域の患者のための1億ウォンなど、峨山社会福祉財団傘下の病院に計3億5000万ウォン（約3500万円）を寄付するなど、善行を続けている。
◇イ・ヨンエ プロフィール
1971年1月31日生まれ。ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で主人公チャングムを演じ、日本でも人気を博す。2008年に在米韓国人の実業家チョン・ホヨンと結婚し、2011年に双子を出産した。主な出演作は映画『JSA』（2001年日本公開）、『親切なクムジャさん』（2005年日本公開）、『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』（2020年日本公開）ドラマ『師任堂（サイムダン）、色の日記』など。
前へ
次へ
