BTS(防弾少年団)に、満30歳まで兵役を延期する道が開かれた。満28歳の最年長メンバーJINは2022年まで、満23歳の最年少メンバーJUNG KOOKは2027年まで、入隊を先送りできるようになるわけだ。
国防部は12月22日、「軍の徴集・招集の延期が可能な対象に“大衆文化芸術分野の優秀者”を追加する内容の兵営法一部改正法律案が公布される」と発表した。この内容は、公布後6カ月経過した日から施行される。
国防部によると、入隊延期が乱発されないよう延期対象の具体的な範囲などを最少化し、今後の大統領令改正に反映させる計画。文化勲章・褒章の受勲者のうち、文化体育観光部長官が「国威発揚の功績がある」と推薦した者に対して満30歳までの入隊延期を可能にする方針だという。
この場合、2018年10月に韓流文化と韓国語拡散の功労が認められ、花冠(ファグァン)文化勲章を受章したBTSも文化体育観光部長官の推薦を受ければ対象者となる。
一方、改正案には戦傷・公傷などの理由で入院治療が必要な場合、6カ月以下の単位いで転役保留期間を引き続き延長することが可能になる内容も盛り込まれた。軍服務中に負傷した兵士が十分な治療を受けて転役できるようにするためだ。
以前までは義務服務満了日から6カ月以内に限り転役の保留が可能で、転役以降は国家有功者や報勳補償対象者と認められる場合のみ医療支援を受けられた。この制度は法公布後ただちに施行され、以前から転役保留中の兵士にも適用される。
また、有給志願兵が除隊後に延長服務する期間が従来の1年6カ月から最大4年に増え、名称は“任期制副士官”に変更された。この内容は施行前に選抜された者にも適用できるよう、公布と同時に施行される。
このほか、社会服務要員の犯罪経歴情報を該当服務機関長に提供し、服務管理への活用が可能になる一方、社会服務要員が個人情報を流出・利用・検索・閲覧する際に刑事処罰する根拠が新設された。
国防部はこれに対して、「最近社会服務要員の個人情報問題によって起きたデジタル性犯罪のような深刻な犯罪を、事前に予防するためのもの。法の公布と同時に施行される」としている。
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