12月21日に放送されたKBSの新時代劇『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』(原題)の初回が、全国視聴率5.0%(ニルソンコリア調べ)を記録。わくわくする「青春時代劇」の幕を開けた。
初回では、主人公ソン・イギョム(演者キム・ミョンス)が官僚たちと密かに賭博をする様子が描かれ、尋常でない“ギャップあり”キャラクターの誕生を知らせた。
彼は下僕のパク・チュンサム(演者イ・イギョン)を通じて手に入れた春画を内官の間で流通させたり、妓房に出入りして醜態を晒すなど、官僚とはかけ離れた遊び人の姿を見せた。
また、偶然訪れた妓房で、遊女のホン・ダイン(演者クォン・ナラ)を助けることで彼女と知り合いになる。ふたりの初対面は尋常ではない雰囲気を漂わせ、興味を誘った。
ソン・イギョムとホン・ダインは、それぞれ官僚と賭博人、遊女と茶母(女性の官婢。朝鮮時代末期には女性犯罪の捜査も担当した)という二重生活の真っ最中。ふたりの状況も対照をなして、新鮮味を感じさせた。
初回から新しいキャラクターとスピーディな展開を見せた『暗行御史』。コミカルとシリアスが共存する青春スターたちのコンビネーションが輝いた。
暗行御史という素材に豊かな立体感を加えた完成度の高い台本と、朝鮮時代を舞台にしながらもトレンディーで弾む雰囲気を作り出したキム・ジョンミン監督の演出力がドラマに楽しさを加え、さわやかなカタルシスを与えている。
今後の展開に期待が高まる『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』は、韓国KBS2にて毎週月・火曜21時30分に放送される。
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