同センターによると、9月13日に同作のスタッフから「通常午前7時に汝矣島に集まり、午後11~12時に撮影が終わる。現場の整理と通勤時間を除けば、1日の睡眠時間が3~4時間しかない」という情報を入手し、その翌日にKBSへ実態把握と改善対策を要求する公文を送ったという。
18日にはドラマの制作会社モンスターユニオンから送られた改善対策を検討し、情報提供者らの意見に基づいて休憩時間やスタッフ代表選出方法および協議内容、短期契約状況など追加の事実確認を行うべく、KBSとモンスターユニオン側に追加公文を送った。
ところが、他のスタッフから「20日にも午前7時に撮影開始、翌日の午前1時に終わった」と、追加の情報を入手。
これは「18日に公文で約束した改善対策と、地上波・言論労組の産別協約を違反するもの」と、ハンビッセンター側は述べた。
「これまでの撮影スケジュール表を見たが、理解しがたい。1日4時間の休憩を取ったと記されているが、移動時間はすべて撮影時間から除外されている。こういうケースは初めてだ」と、タック・ジョンヨル所長。
スタッフ代表選出についても、「情報提供者に聞いたところ、知らない話だと言った。製作会社に抗議したら10月8日に教えるという返事が返ってきた。スタッフ代表は全スタッフが集まった場所で同意のもと選ぶべきで、当然そのことを告知しなければならない。何一つ行われていなかった。撮影開始後の移動時間も、休憩時間に含まれているが、これを根拠に勤労基準法違反として告発する予定だ」と伝えた。
加えて、KBS側に公文を提出したにも関わらず、制作会社のモンスターユニオンが事情を説明していることも指摘。「KBSはなぜ何の責任を負わず、制作会社に任せるのか」と声を高めた。
同名の日本ドラマを原作に『最高の離婚』は、愛、結婚、家族に対する男女の考えの違いを愉快かつ率直に描くラブコメディ。
ペ・ドゥナ、チャ・テヒョン主演で10月8日から放送スタート予定だが、早くも暗雲が立ち込めている。