俳優アン・ボヒョンがキャラクターの両面性を繊細に表現し、視聴者を魅了している。
韓国で絶賛放送中のドラマ『カイロス』(原題)は、幼い娘が誘拐され絶望の淵に立たされた“1カ月後の男”キム・ソジン(演者シン・ソンロク)と、失踪した母を探さなければならない“1カ月前の女”ハン・エリ(演者イ・セヨン)が、愛する人を救うために時を超えて奮闘するタイムトラベル・スリラーだ。
アン・ボヒョンは劇中で、エリートビジネスマンのソ・ドギュンに演じ、キム・ソジンの右腕でありながら、キム・ソジンの妻カン・ヒョンチェ(演者ナム・ギュリ)の内縁の男として登場している。
アン・ボヒョンは唯一、キム・ソジンに信頼されている忠実な部下ソ・ドギュン課長を完璧に演じている。12年前に恋に落ちたカン・ヒョンチェの前では限りなく優しいロマンチストに変身した。
さらに、同じ目的を持ったキム・ソジンの秘書イ・テクギュ(演者チョ・ドンイン)には冷酷な態度を見せている。アン・ボヒョンは、相手によって変わるキャラクターの感情をこまやかに表現し、劇の緊張感を高めている。
前作の『梨泰院クラス』での強烈な演技が視聴者から愛されたアン・ボヒョンは、善悪が共存する目つきの表情や演技で一層成熟したキャラクターを作り上げた。本心を隠したまま計画を進める姿と愛する女性のために自分を犠牲にする姿という両面性、アン・ボヒョン演じるソ・ドギュンが見せてくれるこれからのストーリーに視聴者たちの期待が集まっている。
『カイロス』の最新第9話は、11月30日夜9時20分から放送される。
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