少女時代ユリや俳優カン・ハヌルの主演ドラマも…韓国ドラマ界が新型コロナで非常事態に

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新型コロナの猛威で韓国のドラマ撮影現場に赤信号が灯った。出演者たちの動線が重なり、同時多発的に新型コロナが感染拡大したものと思われる。

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11月23日、韓国のテレビ業界は新型コロナによって非常事態に陥った。関係者によると、MBCのドラマ『月が浮かぶ川』(原題)をはじめ、SBSの『朝鮮駆魔師』(原題)、『ポッサム』(原題、編成未定)、JTBCの『シーシュポス:the myth』(仮題)などが、新型コロナによって撮影を全面中断した。

まずドラマ『ポッサム』の撮影現場のエキストラ1人が、11月21日に感染判定を受けた。これによって現場に一緒にいたスタッフ全員が検査を受け、主演の俳優チョン・イルと少女時代ユリも検査を受けた。主演2人は陰性判定が出た。『ポッサム』側は、結果が確認され次第、撮影を再開する予定だ。

チョン・イル(左)と少女時代ユリ

エキストラの動線が重なる撮影現場の難しさ

問題は、JTBC『シーシュポス:the myth』のエキストラ1人が、『ポッサム』撮影現場にいて、彼が感染したことで『シーシュポス』も撮影を中断したことだ。制作陣は「感染者と同じ現場にいた俳優とスタッフたちも順次、新型コロナの検査中」と明らかにした。

SBS『朝鮮駆魔師』もエキストラ1人が陽性判定を受けた。SBSは「該当出演者は先に陽性判定を受けた他ドラマのエキストラと動線が重なっていたため検査し、陽性判定を受けた。防疫指針に基づいて撮影を中断し、保健当局のガイドラインに準拠している」と伝えた。

俳優カン・ハヌル主演の『月が浮かぶ川』も、エキストラが感染者と濃厚接触したことが把握されて検査を実施し、結果を待っている。『月が浮かぶ川』側は「兵隊の役割を務めたエキストラが他のドラマなどで濃厚接触者となった」とした。『月が浮かぶ川』の横のセット場を利用するOCN『驚異的な噂』(原題)の制作陣も感染を懸念し、11月23日に撮影を中止。検査の結果、異常がないことがわかり、11月24日から撮影を再開している。

カン・ハヌル

韓国の防疫対策「社会的距離確保」が第2段階に引き上げられたなか、韓国テレビ界も新型コロナの直撃弾を受けた。特にエキストラたちの動線が重なるケースが多く、感染が広がりやすいとの見方が強い。

とあるテレビ関係者は「出演者たちはさまざまな現場で活動するため、感染拡大が懸念される」とし、「現場ではマスクを着用せずに演技するため、なおさら危険性が高い」と話した。また別の関係者も「セット場が近くにあるため、1人が感染すると感染が容易に拡大する可能性がある。防疫上の注意を遵守して、出入口の統制まで行っている」と強調した。

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