K-POPの超大型新人ガールズグループ「aespa(エスパ)」は“新たな進化”の先駆けとなるのか

2020年11月23日 K-POP
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K-POPアイドルが進化している。SMエンターテインメントの新人ガールズグループ「aespa(エスパ)」が、去る11月17日にデビューした。

【写真】SMエンタ、歴代ガールズグループのデビュー当時は?

KARINA(カリナ、20、韓国)、GISELLE(ジゼル、20、日本)、WINTER(ウィンター、19、韓国)、NINGNING(ニンニン、18、中国)の4人で構成されたaespaは、SMエンタがRed Velvet以来、6年ぶりにローンチするガールズグループとして話題を集めている。

何よりも現実世界の生身のメンバーと同時に、仮想世界のアバターが共存するという独特のコンセプトが注目を集めている。

独特すぎるコンセプトに注目

SMエンタのイ・スマン総括プロデューサーは最近、第1回世界文化産業フォーラム(WCIF)で「aespaはセレブリティとアバターが中心になる未来世界を投影し、“現実世界”と“仮想世界”の境界を超越した、完全に新しい革新的なコンセプトのグループ」と紹介した。

(写真提供=SMエンターテインメント)aespa

「アバター×エクスペリエンス(Avatar×Experience)」を表現した「æ」と、両面という意味の英単語「aspect」を結合して誕生したaespaは、「自分のもうひとつの自我であるアバターに会い、新しい世界を経験することになる」という世界観をベースに、さまざまな活動を予告した。

デビュー曲『Black Mamba』も、歌詞でaespaとアバター「ae(アイ)」の接続を妨害し、世界を脅かす存在が“Black Mamba”であることを知りながら展開される冒険をストーリーとして込め、ミュージックビデオでも自分たちのユニークなコンセプトと世界観を示している。

SMエンタは先立って、開放性と拡張性を打ち出したNCTを通じて、他のアイドルグループとの差別化に乗り出した。NCTという大きな枠組みの中で、NCT 127、NCT DREAM、NCT Uなど、さまざまな組み合わせと構成のチームで活動を広げ、定型化されたアイドルとは異なる方向性を提示したりした。

そしてaespaではアバターを通じて物理的な活動の境界を越え、世界中のファンに新たな体験を提供する予定だ。

(写真提供=SMエンターテインメント)aespa

もちろんaespaの独特のコンセプトは、既存のK-POPファンにとっては馴染みのないものに感じるかもしれない。それでもaespaは他のアイドルグループとは違う、明らかな差別化がなされている。そして2020年にデビューした新人ガールズグループの中で、最も多くのスポットライトを受けているのも事実だ。

aespaがこれまでのK-POPアイドルの魅力と利点を生かしながら、アバターに基づいた新しい世界観で、韓国はもちろん、世界市場にどんな反響を及ぼすか注目が集まっている。

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