Mnetの人気オーディション番組『PRODUCE』シリーズでの投票操作疑惑で、被害を受けていた練習生のリストが公開された。
ソウル高裁は11月18日、詐欺などの疑いで裁判に掛けられているアン・ジュニョンPDに対し、1審と同じく懲役2年、追徴金3700万ウォン(約370万円)の判決を下し、「被告らが脱落させた練習生が誰なのか明らかにする」とした。
裁判部が言及した被害者は、シーズ1のキム・スヒョン、ソ・ヘリン、シーズン2のソン・ヒョヌ、カン・ドンホ、シーズン3のイ・カウン、ハン・チョウォン、シーズン4のアンザルディ・ティモシー、キム・グクホン、イ・ジヌ、ク・ジョンモ、イ・ジンヒョク、クム・ドンヒョンといった練習生たちだ。
判決は「シーズン1の1次投票で操作しキム・スヒョン、ソ・ヘリン練習生を脱落させた」とし「シーズン2では1次投票でソン・ヒョヌ練習生を脱落させ、4次投票でカン・ドンホ練習生を脱落させた」と述べた。 続いて「シーズン3の4次投票ではイ・カウン、ハン・チョウォンを脱落させた。彼女たちの実際の最終順位はイ・カウンが5位、ハン・チョウォンが6位だった」と説明した。
また、「シーズン4の1次投票ではアンザルディ・ティモシー練習生を脱落させた」とし「シーズン4の3次投票ではキム・グクホン、イ・ジヌ練習生を脱落させた」と伝えた。
さらに「シーズン4の4次投票ではク・ジョンモ、イ・ジニョク、クム・ドンヒョン練習生を脱落させた」とし「最終的な実際の順位はク・ジョンモ6位、イ・ジニョク7位、クム・ドンヒョン8位だった」と付け加えた。
ただ、裁判部は投票操作によって順位が上がった練習生の名は公開しなかった。
裁判所は「順位が有利に操作された練習生たちも自分の順位が操作されたとは知らされておらず、順位操作を口実に芸能プロダクションに隷属する状況が発生するなど、彼らも被害者といえる側面がある」とし「順位が有利に操作された練習生たちを明らかにすれば、被告人たち(番組制作陣)に代わって犠牲になってしまう危険が高い」と説明した。
一方、この日の控訴では業務妨害、詐欺などの疑いが持たれているアン・ジュニョンPDとキム・ヨンボムCP(総括プロデューサー)に対し、裁判部は1審と同じ懲役2年と懲役1年8カ月をそれぞれ言い渡した。イ・ミギョンアシスタントPDも1審同様、罰金1000万ウォン(約100万円)を言い渡された。
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