11月17日、新作映画『ジョゼ』のオンライン制作報告会が行われた。
『ジョゼ』は、初めて会った日から忘れられないジョゼ(演者ハン・ジミン)とヨンソク(演者ナム・ジュヒョク)による最も輝く瞬間を描いた作品。2004年に公開された日本映画『ジョゼと虎と魚たち』のリメイク作品だ。
この日、演出を担当したキム・ジョングァン監督は「俳優たちが持つ本来の質感というのが、非常に良いものがあったので、それが新しいジョゼとヨンソクを描けるんじゃないかという期待があった」と切り出した。
リメイクに対するプレッシャーについては「この映画が作りたかったのは、原作が持つ人間に対する視線、深い人間愛がとても良かったから。我々のやり方で、もっと違う道を利用して作れるのでは、と思った」と話した。
主演を務めたのは、以前、ドラマ『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』で共演したことのあるハン・ジミンとナム・ジュヒョク。
報告会で流れたメイキング映像を見ながら、ナム・ジュヒョクが涙を流す一幕もあった。彼は「ヨンソクとして、ジョゼとして現場で心から演技していたので、その感情たちが、急にこみ上げた」と説明した。
ハン・ジミンは、「繊細な表現が必要だったキャラクターだったので気になったし、監督が描いたジョゼの世界はどうかな、という好奇心が出演を決めた大きな要因だった」とし、「監督が持つ情緒と、脚本の感じが出会ったらどのような効果があるか、その中に入ってみたいと思って選んだ」と付け加えた。
続いて、「不便さがもたらす恋の話じゃないでほしかった。ただジョゼとヨンソクの愛を感情だけで表現しようと努力した。難しい作業が一方では興味深くもある。だから楽しく撮影できた」と満足げに語った。
新作映画『ジョゼ』は、12月10日に韓国公開予定。
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