キム・ボラ監督の映画『はちどり』が、第29回釜日(プイル)映画賞の最優秀作品賞を受賞。男女主演賞はイ・ビョンホンとチョン・ユミが選ばれた。
10月22日、釜山BEXCOで「2020年釜日映画賞」授賞式が開かれた。最優秀作品賞を受賞した映画『はちどり』は、第23回釜山国際映画祭NETPEC(アジア映画振興機構)賞をはじめ、KNN観客賞受賞など全世界の映画祭で60冠以上獲得した作品だ。
キム・ボラ監督は「2年前に初上映した釜山で作品賞を受賞できて恐縮です」と感謝の意を表している。
最優秀監督賞は『ユ・ヨルの音楽アルバム』を手掛けたチョン・ジウ監督が受賞。主演男優賞には『KCIA 南山の部長たち』で中央情報部長キム・ギュピョン役を演じたイ・ビョンホンが受賞した。主演女優賞には『82年生まれ、キム・ジヨン』でキム・ジヨン役を演じたチョン・ユミが受賞している。
イ・ビョンホンは「4年前に『インサイダーズ/内部者たち』で釜日映画賞を受賞したが、今回もウ・ミンホ監督との作品で受賞した。不思議な縁だ。俳優たちとのコンビネーションのお陰でこのような賞を受賞できたと思う。ウ・ミンホ監督に感謝する」と述べている。チョン・ユミはスケジュールの都合により欠席した。
観客投票で選ぶ人気スター賞は『新感染半島 ファイナル・ステージ』(以下、新感染半島)のカン・ドンウォン、『量子物理学』(原題)のソ・イェジが受賞。助演男優賞は『KCIA 南山の部長たち』のイ・ヒジュン、助演女優賞は『新感染半島』のイ・レが受賞した。
さらに、新人監督賞には『小さな光』(原題)のキム・ミンジェ監督が選ばれている。新人演技賞は『呼吸』(原題)のキム・テゴン、『チャンシルさんには福が多いね』のカン・マルグムが受賞。撮影賞は『ただ、悪から救いたまえ』(原題)、音楽賞は『ユ・ヨルの音楽アルバム』が受賞した。美術・技術賞はは『ただ、悪から救いたまえ』が選ばれている。
一方、釜日映画賞授賞式は新型コロナの影響で無観客で行われ、V LIVE(NAVERのライブ配信サービス)とMBCを通じて生中継された。
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