女優ペ・スジが視聴者の共感を呼ぶキャラクターを演じた。
10月17日に初回放送されたtvNの新ドラマ『スタートアップ:夢の扉』第1話では、プライドのために窮地に立たされる危機に瀕したソ・ダルミ(演者ペ・スジ)が描かれた。
ダルミは幼い頃に生き別れた実の姉のインジェ(演者カン・ハンナ)に、実際には会ったこともないドサン(演者ナム・ジュヒョク)と創業準備中だという嘘をつき、後になって彼を探し出すと誓う。
大変なことばかり起きていた時期、ダルミを慰めてくれたドサンの手紙を懐かしむスジの姿は、見る者を虜にした。
ペ・スジは眼差し、表情、声、行動一つまでソ・ダルミそのものだった。姉に負けないために余裕ぶって嘘までついたが、後になって押し寄せる後悔に身もだえする姿はもどかしさだけでなく、笑いまで与えた。
自分の選択が間違っていないという証明と「初恋の相手」を見つけなければならない漠然とした気持ちまで、ダルミのさまざまな悩みをペ・スジは、柱に頭を打ち付けるなど、体当たり演技で表現した。彼女の爽快な演技はお茶の間に温もりを与えている。
さらに、淡々とした声と口調で手紙を読むペ・スジのナレーションが劇への集中を促した。「君からの手紙がなかったら私にとって春はどんな季節だっただろうか」「その年の春に君がいて良かった」という文章を読み上げるペ・スジの声からドサンを懐かしむダルミの本音がそのまま伝えられ、濃い余韻を残した。
初回放送以降、各人物が「スタートアップ」に飛び込んできた理由とその過程でどんな成長の痛みを経験していくのか注目されている。 これに対してペ・スジは「未熟ですが、このスタートを応援してほしい。各人物の絡み合う関係が複雑でハラハラする部分もあるだろう」と物語の見どころを伝えながら期待を集めた。
ドラマ『スタートアップ:夢の扉』は、韓国tvNにて毎週土・日曜よる9時から放送。Netflixでも同時配信中。
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