KARA出身の故ク・ハラさんを暴行・脅迫した疑いで法廷拘束された元恋人のチェ・ジョンボム氏について、懲役1年の実刑判決を言い渡された。
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10月15日、韓国大法院(最高裁)1部は、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを用いた撮影)および傷害などの疑いで起訴されたチェ・ジョンボム氏の上告審宣告公判を行った。
この公判で大法院は、チェ・ジョンボム氏に懲役1年を宣告した原審の判決を確定した。
チェ・ジョンボム氏は2018年9月に交際中だったク・ハラさんの腕や足などに打撲傷を負わせ、「性行為の動画を流す」と脅迫した疑い(傷害・脅迫)で裁判にかけられた。
1審では傷害、脅迫、財物損害、強要などの疑いが有罪に認められるも、違法撮影に関する容疑は無罪となり、懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡された。
その後、今年7月に開かれた2審では懲役1年の実刑判決を言い渡された。ただ、控訴審の裁判部も違法撮影の疑いについては1審同様無罪となった。
しかし、故ク・ハラさんが受けた「リベンジポルノ」被害は、社会的にも大きく波紋を広げた。恋人同士の時に撮影したプライベート写真・動画を、別れた後に仕返しで使用する犯罪に対し、注意喚起する声が大いに上がった。
チェ・ジョンボムは実刑を言い渡されたが、違法撮影の疑いは無罪となったことで、法曹界と芸能界のみならず韓国社会全般の性認知感受性の不足を指摘する声が上がっている。
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