『キム秘書』ヒットの秘訣は、チームワークにあった。
Netflixで配信がスタートして以降、日本でも人気沸騰中の韓国ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』。配信からわずか3日でNetflix総合ランキング1位を獲得し、依然として上位をキープし続けている。
韓国のリアルタイム放送時も、視聴者からの反響は大きなものだった。放送ごとに視聴率は自己ベストを更新し、ケーブルテレビにも関わらず地上波含む同時間帯視聴率1位を獲得したほどだ。
そんな『キム秘書はいったい、なぜ?』だが、作品としての素晴らしさはもちろん、現場スタッフらのチームワークの良さが話題に上ったこともある。放送中に制作陣が公開したオフショットは、多くのファンを一層熱狂の渦に巻き込んだという。
まず目を引くのは、主要キャストのパク・ソジュン、パク・ミニョン、イ・テファンが台本分析のために膝を突き合わせている姿だ。これは、第10話でパク・ミニョンが過去のトラウマによって失神するエンディングを準備している過程で、3人の熱心な表情が印象的だ。
また、“歴代級の胸キュンシーン”として知られるクローゼット・キスのビハインドショットも公開された。パク・ソジュンは狭いクローゼットの中に座ったまま、台本を念入りにチェックしている。キスシーンの撮影後にモニターをチェックするパク・ソジュンとパク・ミニョンの姿もまた、仲睦まじげだ。
パク・ジュンファ監督とのやりとりも微笑ましい。
監督に肩を揉まれるパク・ソジュンのリラックスした表情からは、現場の暖かい空気感が伝わってくるようだ。パク・ジュンファ監督は撮影中もキャストらと共にアイディアを交わしながら、キャラクターの感情について話し合うなど、細やかな配慮を欠かさなかったという。
『キム秘書はいったい、なぜ?』の制作陣は当時、「放送ごとに最高視聴率を更新できる原動力は、現場スタッフと俳優たちのチームワークにある。パク・ジュンファ監督の気楽なディレクティングと、キャストらの素晴らしい演技が良い相乗効果を発揮しているようだ」と現場の和気あいあいとした空気について語った。
今や傑作ラブコメディとして多くの視聴者を魅了する『キム秘書はいったい、なぜ?』だが、撮影現場で見せた格別なチームワークもまた、ファンを喜ばせた。
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