韓国の与党「共に民主党」のイ・ナクヨン代表がBTS(防弾少年団)の兵役問題と関連して、党内に“かん口令”(ある事柄に関する発言を禁止すること)を下した。
イ代表は10月7日、最高委員会議で「BTSの兵役問題を政界が継続的に議論することは、国民が快く思うことではなく、本人たちも望んでいないことなので、今後は言葉を慎むよう願う」と述べた。
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共に民主党内では最近、アジア大会で金メダルに輝いて兵役の恩恵を受けたサッカー選手ソン・フンミンと比較しながら、大衆文化芸術人も特例の対象に含ませるべきとの主張が出た。
その対象となりうるBTSの兵役をめぐる議論が政界で続き、社会的公正性に対する議論にまで発展する兆しを見せたため、急いでシャットアウトしたものと解釈できる。
イ代表は、前日にもBTSに関連する発言をしている。
彼は「もしBTSが軍隊に行くなら、そこでの活動を通じて国家の位相を高め、世界に希望のメッセージを投げる役割をする方法がありうる」とし、「政界ではなく、文化芸術界や本人たちの次元で整理されれば」と言及した。
BTSが9月に発売した新曲『Dynamite』は、現在も米ビルボードのメインシングルチャート「HOT 100」で2位にランクインされ、6週連続で1~2位を維持している。
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