BTS(防弾少年団)の所属事務所であるBig Hitエンターテインメント(以下、Big Hit)の一般公募株式の申し込みが熱気を帯びている。
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申し込みの最終日である10月6日の12時30分時点で、Big Hitの公募株請約証拠金は32兆ウォン(約3兆2000億円)を突破した。11時時点で24兆ウォン(約2兆4000億円)だったが、わずか1時間で10兆ウォン(約1兆円)ほど増加。午後には44兆ウォン(約4兆円)を突破した。
同日、公募株の申し込みのために訪れた人々はBTSなどで知られるBig Hitの知名度に期待を高めた。最近、BTSが米ビルボードチャートで首位を記録するなど、目覚ましい活躍をいせているため、期待心理が申し込みにつながっているようだ。これでBig Hitは、SKバイオファームが集めた史上最多証拠金である約31兆ウォン(約3兆1000億円)の記録を塗り替えた。
ただ、新規公開株(IPO)史上最高競争率を記録したカカオゲームズ(Kakao Games)の熱気には及ばない雰囲気だ。13万5000ウォン(約1万3500円)という公募価格の高さが邪魔をしているというのが業界の分析だ。
ユージーン投資証券は、Big Hitが上場した後、来る12月にKOSPI(韓国総合株価指数)の200指数(KS200)に早期編入すると見込んだ。同社のキム・ドンワン研究員は「KOSPI 200への早期編入のための時価総額のマジノ線は約4兆5000億ウォン(約4億5000万円)。Big Hitは早期編入される可能性が高い」と予想した。
Big Hitは10月6日に一般公募株式の申し込みを締め切り、10月15日、KOSPI市場に上場する。
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