主演ドラマがコケ続けている韓国の若手女優シン・イェウン、認められるために必要なのは?

2020年09月29日 話題
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韓国の新CM女王とも呼ばれた女優シン・イェウンだが、ドラマで認められるためには“成長痛”が必要なのだろうか。

【写真】若手女優シン・イェウンの「清純すぎる美貌」

2018年のウェブドラマ『A-TEEN』のト・ハナ役でデビューしたシン・イェウンは、同作で“ウェブドラマの女神”という修飾語をつけられ、ライジングスターとなった。『A-TEEN』は10代の恋愛、家庭事情などをリアルに描いたドラマで、平均再生回数140万回、最高再生回数200万回を記録し、10代と20代から爆発的な支持を受けた。

『A-TEEN』配信当時、主人公の名前「ト・ハナ」をつけた“ト・ハナ病”が流行した。シン・イェウンが演じたト・ハナのショートカットから制服、リップティントなどが流行し、彼女は10代に愛されるスターとして定着した。

(写真提供=JYPエンターテインメント)『A-TEEN』でト・ハナ役を演じたシン・イェウン

テレビドラマでは通用しない?

そんな“ウェブドラマの女神”は現在、テレビドラマに出演している。しかしお茶の間に登場したシン・イェウンは、何かと不安に見える。

『A-TEEN』の次の作品であったドラマ『サイコメトリーあいつ』(原題、2019)でユン・ジェイン役を引き受けたが、特別な反響はなく、続いて出演したドラマ『おかえり』(原題、2020)は、地上波初の視聴率0%台(ニールセンコリア集計・全国有料世帯基準)を記録したドラマという不名誉を抱くこととなった。

9月25日にから放送が始まったJTBCの新ドラマ『場合の数』(原題)でも、高校時代から10年間も片想い中の主人公キョン・ウヨンを演じ、清純な制服姿を披露したが、視聴率1.5%と残念なスタートにとどまった。

シン・イェウン

一方、『A-TEEN』でともにライジングスターに浮上したキム・ドンヒとイ・ナウンは、立場を固めつつあるようだ。

キム・ドンヒは『A-TEEN』の後、日本でも人気のドラマ『梨泰院クラス』で財閥会長の次男を熱演して演技力を立証し、Netflixオリジナル『人間レッスン』では仮面をかぶった模範生役としてポテンシャルを発揮した。イ・ナウンも『A-TEEN』の後、ドラマ『偶然見つけたハル』(原題)で若々しいイメージをさらに固めた。

シン・イェウンはウェブドラマ『A-TEEN』を通じて、制服が良く似合うイメージとさっぱりとした魅力で10代のスターに浮上したが、テレビドラマに進出した以上は、それ以上の年齢層にも確実に存在を知らせなければならない。10代の若者を中心に清涼でさわやかな魅力を見せてきたシン・イェウンは今、新しい姿を見せるか、そうでなければト・ハナのイメージをより強固にする必要がある。

とある制作関係者は、「助演や端役を経験する一般的な俳優たちに比べて、(シン・イェウンは)『A-TEEN』以降、相次いで主演を務めている。作品を引っ張っていかなければならない役割が、プレッシャーとして作用したようだ」とした。また、「相手俳優もGOT7のジニョン、INFINITEのL、Wanna Oneのオン・ソンウと、歌手出身の演技者だった。共演俳優と呼吸を合わせて学ぶ部分が、不足していたのかもしれない」と指摘した。

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