BTS(防弾少年団)の『Dynamite』が米ビルボードのシングルチャート「HOT100」で2週連続1位を記録したことで、グラミー賞(Grammy Award)に一歩近づいた。
ビルボードによると、「HOT100チャートで初登場1位になった歴代の43曲のうち、2週連続で首位をキープしたのは『Dynamite』が20番目」という。
『Dynamite』のダウンロード数は1週目に26万5000件、2週目に18万2000件を記録したが、2週連続で18万件のダウンロード数を記録したのは、ジャスティン・ティンバーレイクの『Can’t Stop the Feeling!』(2016年5~6月)以来初めてだ。
BTSが打ち立てている記録はK-POP業界だけでなく、ビルボードをはじめとするアメリカの音楽市場でも注目すべき成長であり意味深い結果である。BTSはK-POPを代表するアーティストであり、世界の音楽市場を代表するグループに成長した。
いま、数々の夢を現実化してきた彼らに最も期待されているのが、グラミー賞のノミネートと受賞である。
ザ・レコーディング・アカデミー(NARAS)が主催するグラミー賞は、世界で最も権威ある音楽賞のひとつとされている。BTSは2019年に「ベストR&Bアルバム」のプレゼンターを務め、2020年の第62回ではアジア歌手初のパフォーマーとして参加した。
非英語圏アーティストや特定のジャンルに対して保守的と評価されるグラミー賞だが、2020年現在、BTSが成し遂げた成果と成功は無視できないだろう。
米経済誌『フォーブス』はBTSの人気を一時的な現象ではなく、「ニューノーマル(新たな標準)」と定義し、世界的なスーパースターの誕生と成功に言及した。ジャスティン・ビーバーも「歴史の作り方を知っている人がいるなら、それはBTSだ」と称賛しているだけに、BTSのグラミー賞への期待感も高まっている。
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