“若き巨匠” ポン・ジュノ監督、『海にかかる霧』米リメイク版の制作に参加「興奮が冷めやらない」

2020年09月10日 映画 #韓国映画
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ポン・ジュノ監督が共同脚本として参加した2014年の韓国映画『海にかかる霧』(原題:海霧)が、アメリカでリメイクされる。

米メディア『Variety』は9月9日(現地時間)、『海にかかる霧』のリメイク版にポン・ジュノ監督の参加する予定と報じた。

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映画『グリーンブック』の制作会社「パーティシパント・メディア」がポン・ジュノ監督と手を組み、『最悪の選択』を演出したマット・パーマー監督がメガホンを取る。

ポン・ジュノ監督は 通じて「パーティシパントは今の時代の現実を探究する映画を作る。マット・パーマー監督は、優れた犯罪スリラーである『最悪の選択』のように、人々を極限の状況に陥らせ、人間の本性を現すことができる。今回のリメイクを通じて一緒に仕事ができるという期待感に、興奮が冷めやらない」と期待を表した。

マット・パーマー監督も「現代映画の中で最も独特でビジョンを持つポン・ジュノ監督と、社会的な映画を作るパーティシパントと一緒に仕事することになってとても嬉しい。彼らは社会的なメッセージと緊張感を刺激する独特なポテンシャルを持つ夢のパートナーたちだ」と満足感を示した。

『パラサイト 半地下の家族』で「第72回カンヌ国際映画祭」の最高賞パルムドールに輝き、「第92回アカデミー賞」で脚本賞、国際長編映画賞、監督賞、作品賞の4冠を達成したポン・ジュノ監督には、ハリウッドの熱視線が送られている。それゆえに今回のコラボレーションによってどんなシナジー効果が出されるか、注目が集まるところだ。

ポン・ジュノ

『海にかかる霧』は、漁船チョンジン号の船員6人が、中国人の密航者を陸まで運ぶという違法な仕事に手を出すことで思いもよらない事態へと発展していく物語だ。

映画『殺人の追憶』の脚本を担当したシム・ソンボの監督デビュー作で、シム・ソンボとポン・ジュノ監督が共同で脚本を手がけた。2014年に韓国で公開され、観客動員数147万人を記録している。

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