歌手イ・ヒョリから女優ハン・イェスルまで、韓国のトップスターがSNSから距離を置く。
スターとファンが気軽に交流できるSNSチャンネルは、明らかにインターネット時代がもたらした特別なプレゼントではある。しかしスターたちのプライバシーが手加減なしで露出するため、彼らの疲労が急速にたまっていく側面も否めない。
イ・ヒョリとハン・イェスルの2人のスターは、仕事と日常の境界線が曖昧なコミュニケーションにも休息が必要だと判断し、SNS休息期に入ろうとしている。
9月3日、ハン・イェスルはYouTubeチャンネル『ハン・イェスルis』を通じて、休息期を持つことと伝えた。ハン・イェスルは「チャンネルが1周年になった」とし、「新しい自分を見せられるように休息期を持とうと思う」と発表した。
2019年8月にファンと直接コミュニケーションをとるためにYouTubeチャンネルを開設したハン・イェスルは、1年で80万人のチャンネル登録者数を保有する人気ユーチューバーとなった。彼女はLAN線の開設、Vログ、モクバン(大量の食べ物を食べるライブ形式のオンライン放送)など、身近なコンテンツで人気を博した。
この間に公開した60以上の映像は、累積再生数5000万回を記録した。
歌手イ・ヒョリも最近、SNS活動の中断を宣言した。
グループ「SSAK3」のリンダGとして帰ってきたイ・ヒョリは去る9月2日、「最近あった出来事のせいではない。(もちろんまったく影響がなかったわけではないが、)活動があまりなく、いつも知らせを待っていてくれるファンとコミュニケーションをとる空間だったが、あまりに神経を使うし、簡単ではない」などとコメントし、インスタの閉鎖を発表した。
続いて「別のコミュニケーション方式を考えてみる。この間、いつも至らなかった私を見にきてくれ、応援してくれ、かわいがってくれて感謝する。苦言を呈してくれた人もありがとう」と、あいさつした。
先立ってイ・ヒョリは、新型コロナでさまざまな自粛が叫ばれていた時期、カラオケに行ってライブ放送を行い、批判を受けた。
また最近、MBCのバラエティ番組『遊ぶなら何をする?』で自分のキャラクター名を決めるとき、「マオはどうか」と発言し、マオという名前が毛沢東を連想させるとして中国ネットユーザーからコメント攻撃を受けたりした。
SNSを通じて2人は、これまで以上に率直で飾らないコミュニケーションを見せてきた。それによって派手なスポットライトを浴びていたときよりも、さらに多くのファンから好意的な支持を受けていた。
ファンは彼女たちが疲れた体と心を回復させ、再びSNSに戻ってくる日を待っている。「一生懸命やってきたのだから休んでもいい」「本当の絶対、幸せになってください」「どうなってもお姉さんが幸せになれるように!」と応援のメッセージを伝えた。
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