9月2日、BTS(防弾少年団)のオンライン・グローバル・メディアデーが行われた。
BTSはこの日、8月21日にリリースされた新曲『Dynamite』が米ビルボードのシングルチャート「HOT100」で韓国アーティスト史上初の1位を獲得したことについて感想を述べている。
J-HOPEは、「BTSというグループがHOT100チャートの1位になるとは想像もできなかった。夢か現実か分からないほど、夢みたい。すごく震える。ファンの方々の応援こそ、僕たちが頑張れる原動力だ。このすべての光栄をファンの方々に伝えたい」とコメントした。
発表当日、SNSに「涙が止まらない」と書き込んでいるJIMINは、「その知らせを遅れて聞いて、夜中の4時から7時まで泣き疲れて眠った。最初に(チャートを)見たとき、すごくビックリした」と振り返り、「今も実感が湧かない。とても幸せだった。感謝しかない。これからも最善を尽くす」と話す。
「メンバーたちと話し合ったのは、僕たちもやればできるんだ、ということ。今までやってきたのが認められ、報われたような気持ちだった。大変な時期にみんなで手を繋いで立ち上がったら、よくやったねと褒められた気持ちだ。だから涙が出たんだと思う」(JIMIN)
ビルボード1位の知らせが飛び込んだ9月1日は、JUNG KOOKの23歳の誕生日だった。
「自分の人生にこのような記録を残せるのがとても大きな光栄だ。生まれてよかった。両親に感謝する。ARMY(BTSのファンネーム)にも感謝するし、愛している」(JUNG KOOK)
BTSがアメリカを虜にした秘訣は何なのだろう。
RMは「答えづらい部分だ。ただ、僕たちが地道にアプローチし続けたポイントがある。音楽とパフォーマンスが持つ力を感じた。『Dynamite』は馴染みのあるディスコポップ調で、英語の歌詞という部分もある。辛い時期にただただ楽しめる曲なので、そういうのが合わさって受け入れられたようだ」と謙遜した。
7年前、歌とダンスが好きで一致団結した7人の“少年”たちは、今や世界を虜にしたワールドスターに浮上した。
このことについてVは、「僕たちが世界的に注目されるとは知らなかった。地元から身一つで上京し、宿舎で生活しながら狭い地下練習室でダンスと歌を頑張ったのが、今でも記憶に新しい。その間の辛い経験も今は良い思い出だ。(HOT100の1位は)もっとも良い賞状をもらった気分だ」と話した。
JINは、「BTSとARMYが一緒に成し遂げた結果だ。ARMYと純粋に楽しみたいという気持ちで作った曲なのに、良い成績まで得られて幸せだ。すべてファンのおかげで」と強調している。
これまでの目標をすべて成し遂げたBTS。次のステップは何か。
SUGAは「今年の初め、グラミー賞でコラボ公演をしたが、今度はBTSの単独ステージをやってみたい。もちろん、受賞するのも嬉しいけど、それは僕たちの意志よりはたくさんの方々の手助けが必要だ。とりあえず、グラミー賞のステージでBTSの歌を歌いたい」と語った。
この日、BTSはメンバー同士やARMYへの感謝の言葉も忘れなかった。
J-HOPEは「メンバーたちがとても大切な存在。なくてはならない、人生の大きな理由の1つだ。7年間一緒にいてくれてありがたいし、これからも一生、一緒にやっていければ嬉しい」とコメント。
JINは「ARMYのおかげでここまで来た。僕たちにとってARMYは、嬉しいことがあれば真っ先に知らせたいし、いつも分かち合いたい存在」と言い、涙ぐんだ。
BTSは最後に「1日も早く新型コロナが収束し、コンサートやステージで会える日が来てほしい。今は“対面公演”を夢見る時代になった。下半期に発売されるアルバムの作業も頑張っている。手前味噌だけど、すごく良い曲が揃ったので期待してほしい。そして改めて感謝を申し上げたい」と締めくくった。
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