韓国で新型コロナウイルスが再び感染拡大しているなか、韓国映画界に再び赤信号が灯った。
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そもそも今年は、数多くの新作映画が封切りを延期した。去る6月24日に公開されたユ・アイン主演の映画『#生きている(#alive)』を起点に新作公開に踏み切ったが、再び公開延期やイベントの縮小を強いられた。
『#生きている』や『半島』、現在上映中の『ただ悪から救いたまえ』が難しい状況にもかかわらず、損益分岐点を越え、他の新作映画も勢いに乗って公開日を予告していた。
しかし8月17日0時基準で、新型コロナ新規感染者数が197人と増加し、韓国政府が実施する「社会的距離の確保」が第2段階措置に戻り、韓国映画界もこれに応じてスケジュール調整をしている。
まず、来る8月19日に公開予定だった映画『国際捜査』は、無期限の延期を決定した。
何よりも封切りを控えてクァク・ドウォン、キム・デミョン、キム・サンホといった出演俳優がバラエティ番組に出演して広報していた真っ只中であったため、残念さを残す。公開日を延期したことで、8月18日に予定された記者試写会もキャンセルとなった。
今回の公開延期は去る6月、映画振興委員会の映画割引券イベントなども後押しして映画界の状況が好転されて以来、初めてだ。特に文化体育観光部の消費割引券イベントによって、計176万枚の映画割引券が8月14日から発行され、韓国映画界がさらに活気を帯びるという期待もあったが、「社会的距離の確保」が強度を高めたことで消費割引券イベントも暫定的に中断された。
俳優ソン・ジュンギ主演の『勝利号』にも影響を及ぼした。
すでに一度、夏シーズンの公開から秋夕(チュソク、旧暦8月15日の連休シーズン)シーズン公開に変更し、8月18日には韓国映画として初めてオフライン制作報告会を行おうとしたが、オンラインに変更された。また『ただ悪から救いたまえ』の俳優たちも予定されていた舞台挨拶を取り消した。
とある映画関係者は、「急激に増える新規感染者の数だけ、スケジュールを調整する必要があることが正しい状況だが、損害があまりにもひどい。さまざまな方法で議論をしてみなければならない」とし、「映画界は防疫や座席の距離を確保するなど、これまで以上に気を使ってきた。今回の危機も賢く乗り越えたい」と伝えた。
撮影現場も非常事態だ。
海外撮影がほとんどキャンセルされたため、国内撮影から始めているが、撮影場所の交渉が容易ではないという。そのため、ほとんどがセット場撮影となっており、それもいつまで続けられるかわからない状況だ。
別の関係者は「今になって少しずつ野外撮影を開始することができたが、再び容易ではない状況が近づいてきた。防疫など多くの制作陣の努力があった時期に、再びこのような危機が来て残念だ。制作陣も皆に被害が出ないように撮影する予定だ」と説明した。
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