人気K-POP男性アイドルが次々と“ウェブドラマ”の出演を決めている意外なワケ

2020年08月13日 話題 #韓流ドラマ
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韓国では現在、演技をするアイドル、いわゆる“演技ドル”がウェブドラマで大活躍を広げている。

アイドルが本業と俳優業を並行するのは、今となっては見慣れた光景だ。過去にはアイドルグループごとに俳優枠のようなポジションがあったが、今では練習生時代からさまざまなトレーニングを経て、万能エンターテイナーとして育成されるだけに、多数のメンバーが演技に挑戦する姿を見ることができる。

ただ、過去の演技ドルがテレビドラマや映画で俳優に入門していたとするならば、現在はウェブドラマがもう一つの登竜門となった。ウェブドラマは初めて演技に挑戦するアイドルにとっては良いきっかけの場に、すでに演技力を認められた演技ドルにはさらに立地を固める場として活用されている。

アイドルが次々にウェブドラマに挑戦!

Mnetのオーディション番組『プロデュース』シリーズを通じてファンを獲得したアイドルたちが、次々とウェブドラマに挑戦状を差し出した。

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人気ウェブドラマ『A-Teen』のハン・スジ監督の新作ドラマ『TWENTY - TWENTY』では、UP10TIONのキム・ウソクが主演を務める。同作では「20歳、私たちが守るべき一線は何?」という質問の回答を求める6人の若者の物語が描かれる。キム・ウソクは20歳の若者の思いを代弁する予定だ。

キム・ウソク

人気ウェブトゥーンのドラマ化で期待を集める『恋愛革命』には、Wanna One出身のパク・ジフンが出演する。

彼は仮想キャスティングに名前が上がるほど高いシンクロ率を誇り、先立って公開された写真でも劇中のキャラクター「コン・ジュヨン」に完全に変身した姿を披露して期待感を高めた。すでに子役をはじめ、ドラマ『コッパダン:朝鮮婚談工作所』などで安定した演技力を認められたパク・ジフンだけに、心配がない。THE BOYZのヨンフンも『恋愛革命』にキャスティングされた。

(写真提供=カカオM)パク・ジフン

ウェブドラマ『恋愛プレイリスト』シリーズの新作『ライブオン』には、NU'ESTのミンヒョンが抜擢された。普段ステージ上で姿を見せてきたミンヒョンが俳優に変身し、初のドラマを控えている。

『ライブオン』は当初、ウェブで放送されると知られたが、JTBCのドラマとして編成され、テレビで視聴できるようになった。進化しているウェブドラマの勢いが伝わる現象だろう。ミュージカルでも頭角を現していたミンヒョンは、今回の挑戦で演技ドルとしての立場を固める見通しだ。VICTONのビョンチャンも同作品に出演する。

(写真提供=MONCLER)ミンヒョン

またJBJ出身のクォン・ヒョンビンは、ウェブドラマ『cafeキリマンジャロ』の公開を控えている。

ウェブドラマは“リスク”が少ない?

アイドルがこぞってウェブドラマに出演している理由は何だろうか。 

まず10代、20代が主なターゲットであるウェブドラマは、学園ドラマや青春物語が多いため、人気アイドルスターのキャスティングが優先順位第1位になるしかない。ASTROチャ・ウヌ、FTISLAND出身ソン・スンヒョンなども、ウェブドラマで演技をスタートさせた。

チャ・ウヌ

次に、既存のメディアに比べてさまざまな意味でリスクが少ないという点も重要だ。とある放送関係者は、「どうしても演技ドルのキャスティングには心配がついて回る。テレビドラマよりも話数や放送時間が短いウェブドラマは、出演する当事者や見る視聴者の両方に負担が少ない」と耳打ちした。

別の関係者は、「テレビドラマや映画は視聴率や観客数という成績表が目に見えて出てくる。もちろんウェブドラマも再生回数があるが、アイドルスターの話題性があるため平均以上は出ている。海外ファンの流入やアクセスも容易だ」としながらも、「ただウェブドラマといって甘く見てはならない。視聴者の要求が高まっているだけに、本人たちの能力を証明しなければならない」と付け加えた。

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