2人は恋愛関係だった時期もあったが、彼女が売れ出して2人の間で何かと軋轢が発生。マネージャーはビデオをネタにペク・ジヨンをゆすった」可能性が高いそうだ。
当時は“P嬢ビデオ”と名付けられたこの流出のせいで、ペク・ジヨンは数年間、テレビ出演などを控えねばならなかった。
2009年にトーク番組に出演した彼女は、当時の心境を次のように明かしている。
「ショック状態だったし、死にたいくらい辛かった」と。
人気女優がリベンジポルノの犠牲になったこともある。2001年に起きた“L嬢ビデオ騒動”がそれだ。
L嬢とはイ・テラン。恋人だったマネージャーから「俺を裏切ると性行為の場面が含まれたビデオテープを公開する」と脅されたのだ。
現金6500万ウォン(約650万円)を脅し取られ、その脅迫に耐えかねたイ・テランは記者会見を開き、元恋人のマネージャーを訴えた。
その結果、マネージャーは恐喝・脅迫容疑で懲役6カ月を言い渡され、ビデオテープが存在しないことが判明したが、後日このマネージャーが新人タレントに性行為を強要して隠し撮りしていたビデオが存在していたことが明るみになり、さらなる波紋を呼んだ。
このように、20世紀の世紀末から2000年代にかけで、韓国で次々と流出した人気芸能人たちの“隠し撮り”。
当時はまだ“リベンジポルノ”という言葉が定着していなかったが、まさにそれは悪質すぎる“リベンジポルノ”だった。