大きな影響力と重要性を確信した各放送局は、バラエティの放送形態のひとつとしてYouTubeを活用し『lanlife』『最近の子たち』(原題、JTBC)、『横チャンネル』(原題、SBS)といった番組を通じて有名クリエイターを積極的に起用。
これにより、既存の放送形態でも人気クリエイターたちの露出が増え、知名度もさらに上がっている。
番組制作スタッフたちもYoutubeチャンネルによって視聴者に直接放送を届けることが可能となり、異なるプラットフォームの間でコンテンツや人材の循環が加速している。
2018年は動画配信サービスのNetflixも目立った動きを見せた。
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ポン・ジュノ監督の映画『オクジャ/okja』をはじめ、チュ・ジフン主演のドラマ『キングダム』など、多様なオリジナルコンテンツを作り上げている。バラエティジャンルでも『犯人はお前だ!』『YG未来戦略室』といった独自のコンテンツを公開した。
具体的な数字が公開されないNetflixの特性から視聴者数の詳細は不明だが、オリジナルバラエティを制作したという事実そのものが話題を集めた。実際に『犯人はお前だ!』はシーズン2の制作まで決定している。
さらに、Netflixは韓国の通信事業社LGユープラスと配信契約を締結し、市場を騒がせた。IP放送を通じてNetflixのコンテンツがお茶の間でも気軽に視聴できるようになり、韓国放送業界の今後に一層の注目が集まっている。