まさに韓国若者たちの現状だ。
そんな“YOLO族”の中には、無理に借金をして高級車を購入したり、世界旅行したりする人もいるらしい。
“今を楽しもう”を、“贅沢しよう”に勘違いしてしまうのも、未来が見えないゆえか。
注目したいのは、YOLO族が存在する一方で、正反対の性質を持つ「No Money族」も急増したことだ。
「No Money族」とは言葉通り“お金を使わない人たち”。ケチと言われるほど生活において様々な節約ワザを駆使する人々を言う。
No Money族が現れた理由は簡単だ。 史上最悪の就職難や年金不信、日本の“失われた20年”を後追いするかもしれないという不安などが、人々を節約や貯蓄に目覚めさせたのだ。
とある節約家タレントは昨年、「お金は使わないものなのです」「いま貯蓄しなければ、あとで嫌な仕事をせざるを得ない」という“名言”を流行させたのだが、これもまた若者たちの心をうまく代弁したからこそかもしれない。
人生は一度きりだからこそ、悩みは尽きないもの。
それでもBTSは同年代に向かって「心配ばかりするにはまだ若い」「今日だけは悩みよりGoしちゃえ」と、エールを送る。その声に救われる人も、きっといるはずだ。