世界的なアイドルグループBTS(防弾少年団)が国連総会で演説した。
BTSは9月24日(現地時間)、国連本部信託統治理事会で行われた国連児童基金(ユニセフ)の青年アジェンダ「ジェネレーションアンリミテッド」(Generation unlimited)行事に参加した。
韓国歌手が国連総会行事場で演説するのは初めて。その場にはキム・ジョンスク女史(文在寅大統領の妻)、アントニオ・グテーレス国連事務総長、ジム・ヨン・キム世界銀行総裁なども参席した。
BTSのリーダー、RMは「本当の愛は自分を愛することから始まるという信念で、昨年11月にユニセフとともにキャンペーンを開始した」と口を開いた。
(写真=YTN)国連総会に参加したBTS
RMは「ソウル近郊の一山(イルサン)で生まれ、美しい子供時代を送ったが、10歳頃から他人の視線を意識し始めた。他人が作った枠組みに自分を入れて、声を失うことになった」と話した。そして「星を見ながら夢見るのではなく、実践してみようと思った。私の体の声を聞いてみようと思った。自分には音楽という逃避先があった。その小さな声を聞くために、長い時間がかかった」と続けた。
さらに彼は「人々が“BTSには希望がない”と言ったし、辞めたいと思ったこともあったが、辞めなかった。メンバーがいて、ARMY(ファンクラブ)がいたからだ」と説明した。
RMは最後に、「失敗も欠点もあるけど、自分の姿をそのままにしておく。私たちは自らどのように人生を変えられるか。自分を愛することだ。みなさんの声を出してほしい」と力強く語った。