最終的には法廷争いになることが決まった。
ドラマ『天国の階段』などで知られる俳優シン・ヒョンジュンのマネージャーに対する“パワハラ疑惑”を暴露した、元マネージャーのキム・グァンソプ氏が7月27日午前、シン・ヒョンジュンを虚偽事実の流布と名誉毀損で告訴した。
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現在も双方の立場は違う。まずキム・グァンソプ氏は「過去20年以上の間、シン・ヒョンジュンのマネージャーとして働いていた当時、まともな環境を保障されなかった」と主張し、シン・ヒョンジュン側は「事実無根」を強調した。
両者の立場がまったく異なっているため、関連報道に触れる大衆も2人に対する疲労度が上がってきている。かなり以前の話であり、暴露の話題だけが先行しているからだ。
本紙『スポーツソウル』は同日、キム・グァンソプ氏と会い、なぜ告訴をすることになったのか、最終的に要求していることは何なのかを尋ねた。
キム・グァンソプ氏はまず、「大衆の疲労度が上がっていることを十分に理解している。しかし、これ以上はこのような状況(マネージャーに対するパワハラ)があってはならないと思う。長い間我慢して、話をしたのには理由があった」と述べた。
最も気になったのは、「なぜ?」という点だ。シン・ヒョンジュンと元マネージャーとの葛藤について、芸能界関係者たちからは「何か求めるものがあるようだ。お金を要求しているのではないか」との声も上がった。
これに対してキム・グァンソプ氏は「お金がほしいと思いますか?」と聞き返しながら、「お金を求めていない。私が望むのは、ひたすら心からの謝罪だった。ところが間違った話や嘘で、メディアのインタビューが出ている。今回の出来事を通じて、人間シン・ヒョンジュンの素顔を大衆に明らかにしたい」と強硬な立場を見せた。
キム・グァンソプ氏は「私は現場で去って久しい。もうマネージャーの仕事をする考えもない。シン・ヒョンジュンのマネージャーとして長い間我慢してきたし、自分が変な人間と思われているのも嫌だ。今後は法廷ですべてのことを話す」とした。そして再びシン・ヒョンジュンの謝罪を求めた。
彼は最後に「これまでの議論に対して明確な反論材料がある。シン・ヒョンジュンは古くからの友人だったが、信義を捨てて久しい。真実を知らせたいだけだ」と強調した。
シン・ヒョンジュンの元マネージャーであるキム・グァンソプ氏は7月9日、とあるメディアを通じてシン・ヒョンジュンの“パワハラ疑惑”を提起した。1994年に縁があってマネージャーとなった彼は13年間、不当な待遇や悪口などのパワハラを受け、失望感から自殺まで考えたと述べた。
報道によると、キム・グァンソプ氏は最初の2年間は60万ウォン(約6万円)の月給だったが、作品が成功した後は月給を100万ウォン(約10万円)に上げてもらったという。しかし6カ月後、給料ではなく、作品や広告の仕事を取ってくればその収益の10分の1を支給するということになり、口頭で約束した。だが、その約束は守られなかった。
またマネージャーに対するシン・ヒョンジュンの不満が大きく、7~8年の間にマネージャーを20人近く変えたとも明かした。その他、キム・グァンソプ氏は、シン・ヒョンジュンの母親から買い物や洗車を頼まれるのはもちろん、祝日もシン・ヒョンジュンの母親を教会に送り迎えするなど、不当な扱いを受けたと主張した。
シン・ヒョンジュン側は疑惑を否定している。
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