韓国映画『鋼鉄の雨』の続編となる『鋼鉄の雨2:頂上会談』(原題)の新しいスチール写真が公開された。
本作は、韓国・北朝鮮・米国の首脳会談の途中、北朝鮮のクーデターによって各国首脳が拉致されるという戦争間近の危機的状況を描く。
俳優チョン・ウソン、クァク・ドウォン、ユ・ヨンソクの出演で公開前から話題を呼んでいるが、特にユ・ヨンソクの新境地に注目が集まっている。
Netflixで配信中のドラマ『賢い医師生活』では天使のような優しい人柄の小児科医を演じ、視聴者を虜にしたユ・ヨンソク。
幅広い役どころを演じてきた彼が『鋼鉄の雨2:頂上会談』ではこれまでのイメージを覆す、北朝鮮の最高指導者役に挑む。
ユ・ヨンソクは劇中、北朝鮮が生きる道は非核化と開国と信じ、アメリカとの交渉テーブルに座る北朝鮮の若きリーダー、チョ・ソンサに扮する。英語が堪能で国際の情勢をよく見極める柔軟な人物で、性格はもちろん、見た目的にも従来の常識を打ち破る新たな委員長キャラクターだ。
流暢な英語を駆使して韓国の大統領ハン・ギョンジェ(演者チョン・ウソン)と、アメリカの大統領スムート(演者アンガス・マクファーデン)の間で不本意に通訳を務めることになる彼は、潜水艦の中で行われる“本当の首脳会談”のなかで切迫した緊張感を与える。
ヤン・ウソク監督は、ユ・ヨンソクの出演についてこう語った。
「ユ・ヨンソクは何かを得ようとする役をいつも格好よく演じあげた。今回の委員長役も、そういう役柄なので提案した。彼のおかげで現実とのシンクロ率を大胆に破ることができた気がする」
ユ・ヨンソクは、「心配もあったし、すごく悩んだけれど、もし自分が指導者になればどんな姿なのか、という質問から始めた」と、キャラ作りの苦悩を伝えた。
また、「北朝鮮も地域ごとになまりが違うし、出身によってイントネーションも違う。実際にインタビュー映像を見ながら勉強し、脱北民の方々にレッスンも受けた」と明かし、彼が魅せる新境地に期待度を高めた。
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