2020年現在、K-POP界で最も影響力のある存在は誰か。
本紙『スポーツソウル』では創刊35周年を記念して、6月3日~14日の12日間、K-POP界に関するアンケート調査を実施した。
【注目】BTSらの成功で広がったオンライン公演の可能性…課題も?
今回のアンケートでは、現時点で業界関係者が考えている各分野の「最高」が誰なのかを確認。
加えて現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、内外から影響を受けている業界関係者らの現場の声も聞いた。
K-POP界の関係者が選んだ最高の“パワーピープル”は、みんなの予想通りBTS(防弾少年団)だった。
名実ともにK-POPと韓流を代表するBTSは「最高のK-POPボーイズグループ」にも選ばれ、彼らが所属するBig Hitエンターテインメント(以下、Big Hit)のパン・シヒョク代表は「最高のK-POPプロデューサー」の座を獲得した。
TWICE、ZICO、IUがそれぞれ「最高のガールズグループ」と「最高の男性・女性ソロ歌手」に挙げられ、BTSの弟分であるBig HitのTOMORROW X TOGETHERが「K-POP最高の期待株」に。
東方神起、SUPER JUNIOR、EXO、Red Velvet、NCTなど有望株を次々と輩出しているSMエンターテインメント(以下、SM)は「最高のK-POPマネジメント会社」に選ばれた。
また、K-POP界の関係者からは、新型コロナウイルス感染症の影響でライブなどの音楽パフォーマンスができない中、アンタクト(非対面)方式のコンテンツなどを制作するための政府レベルによる実質的な支援を望む声も多く上がった。
本記事より、一項目ずつ3回にわたってアンケート結果を詳しく見ることにしよう。
BTSが大衆の期待を裏切ったことがあるだろうか。
韓国を越えて全世界を席巻しているBTSは、今回のアンケートでもその存在感を大いに発揮した。K-POP全体を通じて最も影響力のある“パワーピープル”に選ばれたのだ。
BTSの『MAP OF THE SOUL:7』は「ビルボード200」で前作から数えてアルバム4作品連続1位という大記録を樹立。
また、リード曲『ON』が米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で4位に入るなど、世界的な人気を誇っている
2018年のアンケートから“パワーピープル”1位に選ばれ続けているBTSは、昨年、大衆文化の専門家100人を対象に実施した「韓流を代表する顔」でも、無回答を除く96票のうち86票を獲得するなど、莫大な影響力を誇っている。
2位の座に輝いたのは、SMのイ・スマン代表。依然としてK-POPを代表する“パワーピープル”として取り上げられた。
H.O.T.やS.E.Sなどアイドルグループ第1世代をプロデュースしたイ・スマン代表は、体系的なアイドル育成や制作方式を作り出した事実上のK-POPの創始者であり、今もなおK-POP界を牽引している。
昨年には、“K-POP界のアベンジャーズ”SuperMというビッグプロジェクトを発足し、その手腕を披露した。
BTSの生みの親パン・シヒョクは3位につけ、JYPのパク・ジニョン代表とIUも名を連ねた。
現在、最高のK-POPボーイズグループはBTSだという結果に対する異論はなかった。
回答者のほとんどがBTSを1位に挙げ、今回のアンケートで最も高い点数を記録した。
先日、デビュー7周年を迎えて開催された有料ライブストリーミング公演「BANG BANG CON」は、計107地域で75万6600人余りが視聴し、世界的な人気を立証した。
多くの関係者はBTSを「名実ともに現存するK-POP最高の人気ボーイグループであり、韓国を代表するボーイグループ」と説明した。
国内はもちろん、世界的に幅広い知名度とファンダムを確保しているEXOが2位、日本や北米などで株価を高めているSEVENTEENが3位に選ばれた。
そしてNCTとBIGBANG、MONSTA Xなどがその後に続いた。
各社の次世代グループがランキング上位を奪取。
TWICEは2017年から最高のK-POPガールズグループに選ばれている。彼女らは2015年10月にデビューして以降、アルバムをリリースするたびにヒット作を生み出し続けている。
大衆性はもとより、ガールズグループの中で最も堅固なファンダムを保有するTWICEは、国内はもちろん海外でも大人気。特に日本では絶大な人気を博し、韓流ブームを再熱させる牽引役を果たした。
2位につけたBLACKPINKは、アジア圏もとい世界中で大衆性とファンダムの両方を拡大し、ワールドクラスのガールグループへと成長している。
最近リリースされたレディー・ガガとのコラボレーション曲『Sour Candy』はビルボード「ホット100」で30位圏内に入った。 Red Velvetに続き、最近はOH MY GIRLが4位につけ、IZ*ONEと(G)I-DLEもランクインした。
■アンケート参加企業・参加者リスト(企業名は「エンターテイメント」を省略)
カン・テギュ大衆音楽評論家/クォン・チャンヒョン(ミュージックK代表)/キム・ギョンミン(DSP理事)/キム・ミョンフン(nhemg代表)/キム・ミンソン(rrrエンター代表)/キム・サンホ(JYP理事)/キム・ヨンス(Pledis副社長)/キム・ジウォンSM理事/キム・ジホン(woollim本部長)/キム・ジンウ(RBW代表)/キム・ヒョンホック(Label SJ室長)/キム・ヒソン(220エンター理事)/ナム・ギュソク(ネクスター代表)/ナム・ソウ(Brand New Music取締役)/ノ・ヨンヨル(Amoeba Culture理事)/リュ・ホウォン(Makeus取締役)/パク・ギュホン(POCKETDOL取締役)/パク・セジン(POLARIS取締役)/パク・ヨンオク(MILLION MARKET本部長)/パン・ジェヒョク(KQ理事)/ソ・ヒョンギュ(Happy Robot Records理事)/ソ・ヒョンジュ(SATRSHIP副社長)/シン・ドンイク(MAGIC STRAWBERRY副代表)/シン・ミンギョン(TOP MEDIA理事)/ウ・チョンリム(fantagio本部長)/ユン・ヨンロ(Cre.ker代表)/ユン・ジミン(H1GHR MUSIC部長)/イ・サンチョル(Long Play Music代表)/イ・ヨンゴル(HOW代表)/イ・ヨンファン(THE BLACK LABEL取締役)/イ・ウンヨン(MAROO企画副社長)/イ・ジョンヒョン(BlockBerry代表)/イ・ジュソプ(MHN総括取締役)/イ・ジュウォン(DREAMCATCHER COMPANY代表)/イ・ジュンソン(SOURCE MUSIC室長)/イ・ウォンミン(WM代表)/イ・ヒョンジン(MLD代表)/チョン・ホンジュン(starcrewent代表)/チョン・ジンホ(Big Hit室長)/チョ・ソンワン(FNC社長)/チョ・ウヨン(YG部長)/チョ・ユミョン(SWING代表)/チェ・スンヨン(アルディ代表)タイガーJK(FeelGhood Music代表)/ハン・ジョンス(マイルズ理事)/ファン・サンフン(C9理事)/ファン・ジョンムン(メジャーナイン代表)
※50社の代表もしくは役員を対象に、1人ずつ計50人が参加した今回のアンケートは、各項目に相応しい対象をそれぞれ1~3位まで順番に回答する形式で行われた。回答者が項目別1位に挙げた対象には3点、2位には2点、3位には1点を加算する方式で、各項目別点数の合計は300点、1チームがもらえる最高点数は150点に設定されている。
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