BTS(防弾少年団)が、デビュー7周年を祝いながら「未来型ライブ公演」の新しい方向性を示した。
BTSは6月14日18時から約100分間、コミュニティプラットフォーム「Weverse」で有料ライブストリーミング公演「BANG BANG CON The Live」を開催。
今回の公演は、デビュー7周年を迎えるBTSの新しいスタートを知らせる意味深い時間となった。
韓国、アメリカ、イギリス、日本、中国など、107地域で約75万6600人のARMY(BTSのファンネーム)と一緒に盛り上がり、48万本ほどの「ARMY BOMB」(BTSのペンライト)が世界中で輝いた。
全世界で行われた有料オンラインコンサートの中で最大規模だったいう。
BTSの部屋にファンを招待するというコンセプトで行われた「BANG BANG CON The Live」は、計5つの部屋と2つのステージで構成された。
公演の始まりと終わりは実際に部屋に入るような廊下で行われ、従来のコンサートとは違った魅力を感じさせる。
BTSは、各部屋を行き来しながら『DOPE』『Boyz with Fun』『Like』『Just One Day』をはじめ、『Jamais Vu』『Respect』『Friends』『Black Swan』『Boy With Luv (feat. Halsey) 』『Go Go』『Anpanman』『Spring Day』など全12曲を歌った。
特に今回の公演では6つのマルチビュー画面が導入され、ファンは見たい画面をリアルタイムで選択してコンサートを楽しんだ。
この技術は、BTSの所属事務所でBig Hitエンターテインメントがアメリカのライブストリーミングソリューション会社「Kiswe Mobile」と提携して披露したものだ。
この日、BTSはワールドツアーを待つファンのために今年2月にリリースした4thフルアルバム『MAP OF THE SOUL:7』の収録曲『Jamais Vu』『Respect』『Friends』などのステージを初披露した。
そして、ワールドツアーのセットリストのうち『Black Swan』と、新しいパフォーマンスで生まれ変わった『Boy With Luv (feat. Halsey) 』を公開している。
この日、RMは「これが未来の公演なのかという恐怖もあるが、世界各地で見てくれるARMYのおかげで元気をもらった。私たちも希望を与えなければならない。『BANG BANG CON』を始め、我々に出来るすべてのことをしていく」と強調した。
JUNG KOOKも「ARMYの皆さんが会場にはいらっしゃらなくても、世界各地にいらっしゃる。これが新たなスタートになればと思う」と語っている。
そして、アンコール曲に『Spring Day』を熱唱し、「ARMYの春の日は必ず訪れます」と最後の挨拶を残して、ステージの幕を閉じた。
BTSはこの公演に先立つ4月、既存のコンサートとファンミーティング実況を集めた「BANG BANG CON」を開催した。2日間にわたって総アクセス数5059万件、最大同時アクセス数224万人を記録し「非対面公演」の可能性を示した。前へ
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