激レア“BTS電車”が韓国で話題沸騰。ファンの愛に包まれたラッピング車両に感動の声続出

2018年12月07日 K-POP #BTS #写真
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「たしかに2号線の5号車に乗ったのに、なぜBTSが見つからないの?」

ソウル地下鉄の新たな名所として話題の“BTS車両”が11月30日に運行を開始してから約1週間。該当車両の写真撮影に苦戦するファンが続出している。

「1時間も2号線に繰り返し乗車した」「5号車という5号車にはすべて乗ったのに…」といった不満の声が絶えない理由は、BTS仕様のラッピングが施された車両は、すべての2号線のなかでたったの1台だからだ。

内回りと外回りを合わせて1日に約500回運行される2号線のなかからBTS車両に出会うのは、まさに“夢のまた夢”だ。ソウルをたびたび訪れることができない地方のファンに至っては、交通公社の地下鉄リアルタイム運行情報を調べるなど、努力の限りを尽くしている。

そのため、たまたま“BTS車両”に遭遇したときの喜びもまたひとしおだ。ファンはSNSを通じて「2号線は私にとって地獄だったのに、それが一転した」「話でしか聞いたことないピンク色の1車両、扉が開いた瞬間に驚いて叫びそうになった」と、感動を伝えている。

ファンが電車の広告を好むのは、広告費に対して大きな口コミ効果を得られるからだ。

ひとつの車両を塗り替える際の広告費用はどれほどだろうか。ソウル交通公社の関係者は「今回のBTSの広告費は、1カ月基準で2号線1台の1車両に対して1080万ウォン(約108万円)」と話している。

芸能人の誕生日広告などによく利用されている駅構内の電光ポスターには、1カ月基準で最低150万ウォン(約15万円)、最高で400万ウォン(約40万円)の広告費がかかるという。したがって、車両ラッピング広告はその3~7倍の広告費ということになる。

しかし、“アイドル広告激戦区”と呼ばれる三成(サムソン)駅のように多数の照明広告で競争するよりも、車両ラッピングがより大きな広告効果を与えるというのがファンの見解だ。

一般市民の反応も悪くないというが、混雑する通勤の時間帯に不便を訴える乗客はいないのだろうか。

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