ドラマは終わったが、人気は終わらなかった。
tvN『愛の不時着』の話だ。 今年2月、『愛の不時着』は『トッケビ』の壁を越え、tvNドラマ歴代視聴率1位にランクされ、有終の美を飾った。放送終了から3ヵ月が経ったが、現在までその人気は続いている。
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韓国ドラマがアジアで人気を博したのは今回だけではない。
『愛の不時着』はアジアを越えて北米、ヨーロッパなど世界の様々な地域で人気を集めるという点で他のドラマとは差別化できる。
アメリカのPCマガジン集計基準では、世界OTTで最も多く見られたコンテンツランキングで4位となり、『ワーキングデッド』など世界的なシリーズと肩を並べ、アメリカ週刊誌オブザーバーが発表した新型コロナによる社会的隔離期間(3月21日~27日)に多く視聴されたNetflixのTVプログラムランキングで6位に名を連ねた。
また、アメリカのワシントンポスト紙が選定した「必ず見るべき国際的シリーズ推薦作」、フォーブス選定「2019年最高の韓国ドラマ」にノミネートされ、イギリスのBBCでも好評を得るなど人気を立証している。
Netflixを通じて同時公開されただけに、日本、フィリピン、台湾、タイなどNetflix視聴順位で上位圏に名前を連ねている中、日本でもその人気が尋常ではない。
日本では3週連続ランキング1位が続いている。これまで日本で韓国ドラマは、主に中年女性層が熱狂し、「韓流=中年人気」が続いた中、『愛の不時着』は20代にも人気を得ている。これは韓流ドラマの地平を変えているという評価を受けている。
主演俳優のヒョンビン、ソン・イェジンに対する人気も高まっている。
ヒョンビンはドラマ『シークレットガーデン』ソン・イェジンは映画『私の頭の中の消しゴム』などを通して既に日本で代表的な韓流スターに位置付けられている。
そんな中、『愛の不時着』の人気上昇とともに再び注目されている。
アジア諸国でファンミーティングツアーを続けてきたヒョンビンは、様々な国からのラブコールが続いているという。ここに日本でも多くの有力雑誌でヒョンビンと彼が演じたリ・ジョンヒョクのキャラクターについて集中的に取り上げいた。
ソン・イェジンも演技に対する好評はもちろん、劇中で演じたユン・セリのスタイルとビューティーに対する関心も高まっている。
ソン·イェジン側によると、『愛の不時着』の人気とともに、国内だけでなく海外プロジェクトの提案も相次いでいるという。 ふたりについてはユーチューブやSNS上でも注目され、さらに強固なファンダムとなっている。
『愛の不時着』の熱風はしばらく続く見通しだ。
とあるドラマ関係者は人気について「海外から関心が高い北朝鮮という素材をロマンスで扱ったという点で興味を引く作品だ。さらに、Netflixを通じて公開されたことも、アクセス性を高めた。作品終了から時間が過ぎたが、引き続き話題となり、人気を続けていくものと予想している」と述べた。
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