日本作品が原作の韓国映画、その“本当の評判”と成績表を一挙紹介

2018年10月28日 映画 #韓国映画 #リメイク
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矢口史靖監督の1997年作『ひみつの花園』のリメイク作『山銭水銭』(いろんな苦労を経験したことを表す山戦水戦と同じ発音)も、韓国の映画のファンの中では有名だ。

金が好きすぎて銀行員になった主人公が、銀行強盗が盗んだ金を探しまわる過程を軽快に描いたコメディーとなっている。

残念ながら、ソウルの観客動員数1万5000人という成績で忘れ去られた。

続いて、2000年代の韓国リメイク作を紹介していこう。

『波浪注意報』(2005年)

原作小説はもちろん、ドラマと映画でも多くの人から愛された『世界の中心で、愛を叫ぶ』が韓国でリメイクされた。

世界的な映画監督ウォン・カーウァイからヒロインに抜擢され、今は韓国だけではなく中国でも活躍中の女優ソン・ヘギョの映画デビュー作でもあるこの映画は、観客動員数32万人という成績で失敗に終わった。

『フライ・ダディ』(2006年)

主演デビュー作で観客動員数1000万人を達成し、一躍スターになった俳優イ・ジュンギの第2作で注目を集めたのがこの映画。タイトルからわかるように日本の『フライ,ダディ,フライ』のリメイク作だ。

原作者・金城一紀の作品は韓国でも人気で、スピーディーなテンポと感覚的な描写で多くの作品が映画化された。韓国のリメイク作も原作者の人気と主演イ・ジュンギの存在感、もう一人の主演イ・モンシクの演技力で期待されたが、それらを支える演出力の不足で惜しい結果を残した。

『愛なんていらない』(2006年)

日本のドラマ『愛なんていらねえよ、夏』は韓国で映画とドラマ、両方リメイクされた珍しい例だ。2006年にリメイクされた映画版は、当時人気だった女優ムン・グニョン主演で話題になったが、観客動員数54万人という良くない結果だった。

しかし2013年にリメイクされたドラマ版『その冬、風が吹く』は、15.8%の視聴率で同時間枠視聴率競争で1位となり、成功を収めた。

『覆面ダルホ』(2007年)

人気バンド・シャ乱Qのつんく主演の映画『シャ乱Qの演歌の花道』は、韓国で『覆面ダルホ』というタイトルでリメイクされた。

この映画の制作者でもある韓国のお笑い芸人イ・ギョンギュが日本で留学していたとき、原作の映画を見てリメイクを決めたという。観客動員数150万人という悪くない結果で、主演のチャ・テヒョンが歌った主題曲『二次線橋』も人気を集めた。

『正しく生きよう』(2007年)

 

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