新型コロナの感染拡大を防ぐソーシャルディスタンス(社会的距離)を守らなかった有名人の無責任な態度に、非難の世論が沸き立っている。
【写真】K-POPアイドルに大女優も! コロナと闘う医療陣を応援する韓流スター
梨泰院(イテウォン)を訪問したBTSのJUNG KOOK(ジョングク)、ASTROのチャ・ウヌ、NCTのジェヒョン、SEVENTEENのミンギュの4人に続き、有名女優やガールグループ出身の歌手、スポーツ選手、インフルエンサーらがマスクをすることなく誕生日パーティーに参加した事実が知られ、議論が広がっている。
有名女優などが知人の誕生日パーティーに参加した姿がSNSを通じて公開され、非難が集中している。
とあるネットユーザーが「ちょっとしっかりしてください」というコメントとともに、有名女優やスポーツ選手、ショッピングモールを経営していたインフルエンサー、ガールグループ出身の歌手などが知人の誕生日パーティーに参加している写真を公開した。
誕生日パーティーに参加した芸能人らは、女優イ・ミンジョン、AFTERSCHOOL出身のイ・ジュヨン、T-ARAのヒョミン、元韓国代表の新体操選手ソン・ヨンジェ、女優キム・ヒジョン、インフルエンサーのイム・ジヒョンとされている。
彼女たちは、新型コロナと闘う医療スタッフを応援する「おかげでチャレンジ」に参加していただけに、その失望感は大きかった。
その誕生日パーティーは5月9日、ソウル市内のカフェで開かれた。
5月9日は、梨泰院のクラブを訪問した京畿道・龍仁(ヨンイン)市の66番目感染者の影響で、ソウル一帯に感染拡大の警戒心が高まった直後だ。当時は、人と人との距離を両腕間隔ほど保ち、マスクの着用などが求められた「生活のなかのソーシャルディスタンス」が強調された時期だった。
ファンをはじめとするネットユーザーたちは「おかげでチャレンジをなぜやったのか」「梨泰院の感染者が発生した直後なのだから非難されて当然だ」など、誕生日パーティーに参加した有名人たちを批判した。
先立つ5月5日、子供を対象に行われた疾病管理本部のブリーフィングで、ある子供が「友人と誕生日パーティーをしてはいけないのか」と質問すると、防疫当局は「当分の間、流行している間は注意し、新型コロナが落ち着く時期が来たらいくらでも会うことができる」と答えた。
防疫当局は連日、マスク着用とソーシャルディスタンスなど、基本的な生活防疫の注意を強調している状況だ。
梨泰院発の感染拡大に警戒心が高まった後も、ソーシャルディスタンスを守らなかった彼女たちの失態に、大衆は少なくない失望感を表わした。見せかけだけの「おかげでチャレンジ」であったことも、証明される結果となった。
前へ
次へ