BIGBANGのG-DRAGON、BLACKPINKのリサなどが広告モデルとして起用されたことで、中国の“限韓令”(韓流制限令)解除への期待感が高まっている。
YGエンターテインメントは去る5月4日、BIGBANGのG-DRAGONが中国本土の飲料ブランド「茶π(チャパイ)」の広告モデルに抜擢され、現地の大型スクリーンに姿を映していると明らかにした。
続いてYG側は5月13日、BLACKPINKのリサがP&Gのダウニー柔軟剤の中国現地広告モデルとして契約を結び、本格的なプロモーション活動を開始したと明らかにした。
YG側は「中国本土の有名ブランドが現地広告モデルとして韓流スターを抜擢し、公開的に大規模な宣伝を行ったのは2016年以降では初めて」と伝えた。
中国の習近平国家主席も年内の韓国訪問の意思を再確認した。習主席は5月13日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との通話で年内に訪韓する意思を明らかにし、「良い隣人は金でも変えることはできない」と伝えた。
中国は2016年7月、韓国に設置されたサードミサイル(THAAD、高高度防衛ミサイルシステム)を問題視し、韓国で制作したコンテンツや韓国芸能人が出演する広告などの送出を中国内で禁止とした。
しかし今年に入ってからG-DRAGON、リサなど韓流スターが中国メディアに取り上げられ、“限韓令”の解除が期待される状況だ。
パンデミック(世界的な大流行)となった新型コロナウイルス事態で最初に打撃を受けた中国に対する韓国の人道支援などが、両国間の雪解けムードに大きな影響を与えたとの分析もある。
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