「気づけば不倫だらけ」韓国テレビ業界に散在する不倫…世間は“敏感反応”

2020年05月07日 話題 #韓流ドラマ
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韓国ケーブル局ドラマ史上最高視聴率を更新したJTBCドラマ『夫婦の世界』(原題)が、すさまじい勢いを見せている。

不倫をテーマに、“激辛ドラマ”と言われるほど刺激的な演出が施された本作は、“不倫”に対する世間の関心を高めた。

【関連】『夫婦の世界』過激演出に批判殺到「トラウマになりそう」

現在放送中のtvNドラマ『花様年華:人生が花になる瞬間』(原題)も、“不倫関係”というのが大きな軸となっていて話題だ。初恋の切なさをテーマとしているものの、大人になった主人公たちの浮気が描かれているため、視聴者から賛否両論が集まっている。

これまでの韓国ドラマにおいて、“不倫”は馴染みのあるテーマだった。ドラマ『愛人』(1996年)を皮切りに、『青春の罠』(1999年)、『妻の誘惑』(2008年)、『密会』(2014年)に至るまで、際どい不倫を描くドラマは、高い視聴率を記録し、話題と人気を集めてきた。

(写真=JTBC)ドラマ『夫婦の世界』キービジュアル

とあるドラマ関係者は言う。

「不倫は現代人の素顔を描くテーマで、展開がドラマチックなので視聴者の関心を集められる。視聴者は現実より痛快な復讐に満足感を得られるし、共感を集めるためドラマのテーマとしてぴったりだ」

ところが、最近はドラマだけでなく、バラエティ番組でも不倫の話題が尽きない。

最近放送されたMBCの部屋探し番組『探して!ホームズ』(原題)は、依頼人として出演した新婚夫婦が不倫で結ばれたという主張が話題を呼んだ。また、KBS joyの恋愛トークショー『恋愛のお節介』(原題)の再現シーンに出演した俳優も不倫疑惑が浮上し、降板を余儀なくされた。

視聴者がSNSのなどで声を上げる機会が多くなり、ドラマを超えて番組全体において不倫がビッグイシューになっている格好だ。

ドラマが不倫を美化するという懸念の声があるなか、韓国テレビ業界の今後の動向に注目が集まるところだ。

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