重厚に絡み合う伏線を用いて“作り込まれたドラマ”として打ち出した『赤い月青い太陽』だが、スピーディーでスムーズな展開を見せた『皇后の品格』のほうがより注目されたのが事実だ。
そんな中、ソン・へギョ主演の『ボーイフレンド』の放送がスタートし、新たな旋風を巻き起こしている。
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他のドラマと比べて『ボーイフレンド』は、地上波ではなくケーブル、そして放送時刻が30分早いという違いを除けば一見目立った格差はないようだった。
しかし、韓国にとどまらずアジア全体で確かな人気を誇るトップ女優ソン・ヘギョと、韓国で最も旬な俳優パク・ボゴムがタッグを組んだことで、視聴率が凄まじい勢いを見せている。
それを立証するかのように、11月28日の初回は、同時刻に放送していたドラマの中で最も高い視聴率を打ち出した。
視聴率調査会社のNielsen Koreaによると『ボーイフレンド』第1話の視聴率は8.7%で、地上波を含む全チャンネルで1位を占めたという。また、以前同局で放送された『ミスター・サンシャイン』の8.9%に次ぐ「初回視聴率2位」を記録した。
比べて『皇后の品格』は5.7%~7.9%と、前回よりやや低下し、『赤い月青い太陽』は3.8%~4.7%、『死んでもいい』(原題、KBS2)は2.4%~3.5%となった。『トキメキ注意報』(MBN)は1.7%にとどまっている。
新ドラマ戦争はまだ始まったばかりだ。真の勝者の栄冠はどの作品にわたるのか、これからの展開に注目が集まる。