韓国の人気ラッパーであるビル・スタックス(BILL STAX)が大麻の合法化を主張した。
ビル・スタックスは4月20日、自身のインスタグラムで「多くのメディアとインタビューを行ったが、なぜ誰も私のアルバムのタイトルが“デトックス”、つまり解毒なのかという質問がまったくない」とし、長文を掲載して大麻の合法化を主張した。
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4月8日にニューアルバム『デトックス』をリリースしたビル・スタックスは「大麻は麻薬ではないのに、何の悩みもなく麻薬だと断定する社会の姿が、まるで麻薬中毒で壊れているように見えた」とし、「麻薬の形で誤ったプロパガンダ中毒で抜け出せない社会がもどかしかった」と伝えた。
ビル・スタックスは2004年、Vasco(バスコ)という芸名でデビューした。2015年にマリファナを喫煙し、エクスタシーとコカインを投薬した容疑を受け、2018年に在宅起訴されている。
その後も引き続き大麻の合法化を主張してきた。
以下はビル・スタックスが自身のSNSに掲載した全文。
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いろいろなメディアのインタビューを行ったのに、なぜアルバムのタイトルが“Detox”、つまり解毒なのかという質問がないので、お話します。
私の基準では大麻は麻薬ではないのに、何の悩みもなく麻薬だと断定する社会の姿が、まるで麻薬中毒になって壊れている姿に見えました。
麻薬という形で誤ったプロパガンダ中毒になって抜け出せない社会がもどかしかったです。
私は絶対に、私の動きが国を相手にするとは思いません。私の動きは、国ではなく国民の認識だと信じています。
その認識と戦うのであって、国家と戦うのではありません。つまり、麻薬という認識を変える過程こそが、私には解読の過程に感じられるのです。
それでDetoxというアイロニーなタイトルをつけて発売しました。
私はすでに合法である医療用大麻の規制が一日も早く緩和され、皆が医療大麻の恩恵を受けてほしいです。
まだこれは麻薬という色眼鏡から抜け出せない国会議員、政治家たちが立ちはだかっていますが…。
私たち皆が望むなら、国会の認識自体をデトックスさせることができると信じています。そして、さらに嗜好用としての合法化も実現したいです。
国民たちの「(大麻は)無条件で麻薬だ」という認識さえ変えることができるのであれば、どんな方法でも活用します。
音楽でも映画でもファッションでもドキュメンタリーでも、どんな形であれ私は実行に移します。
私の代わりに幸せな4月20日を送ってくれ。
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