韓国・国民の党から比例出馬のキム・グンテ候補が、ストリーミングサービス上で不正のあったアーティストを名指しし、関心を集めている。
4月8日午前、国会疎通館で行われた記者会見でキム候補は、「アンダーマーケティング会社Creativer(クリエイティバー)が、不法ハッキングで得たIDを使用してチャートを操作した」と主張した。
キム候補は、「操作が確認された歌手はコ・スンヒョン、公園少女、BOL4[赤頬思春期]、ソン・ハイェ、ヨンタク、ヨヨミ、ソヒャン、Ali、イ・ギグァン(Highlight)」とし、「Creativer側はサーバーをリース、パーティションを複数インストールして音源を再生した。また、コンピューターがモバイル機器として認識できるようにして音源を再生し、ダウンロードした」と明かした。
Creativerは、ソン・ハイェとヨンタクの音源買い占め疑惑の発端である広報代理店、「nstar(エヌスター)カンパニー」が2017年3月30日に設立した人工知能キュレーション会社だ。
(株) nstarカンパニーの代表である某キム氏は去る3月、「人工知能キュレーションサービスを単純テストするために、普段付き合いがある芸能プロダクションに所属する歌手ソン・ハイェとヨンタクの音源を利用しただけ」と釈明した。
しかしその後、某キム氏は買い占めの論争が続く中で公式謝罪し、nstarカンパニーの廃業を決定した。
キム候補は、「彼らは、捏造行為を隠すためにMelon所属の歌手IUの音源を同時期に再生し、安全装置とした」と主張。「こういった安全装置的な方法を利用し、緻密に音源チャートを操作した。最も多く利用されたのが、歌手IUだ。休息期間であるはずのIUの音源が時折なんの理由もなくチャートに上がったり、検索ワードランキングに浮上するのはそのためだ」と説明した。
キム候補は、「ハッキングされたIDの、再生した音源のログ情報をすべて公開してほしい。違法な操作行為をなくすため、積極的に協力してほしい」と続けている。
一方で、買い占め疑惑に問われたアーティストらはキム候補の主張を否認している。
BOL4[赤頬思春期]、Highlightのイ・ギグァン、ヨヨミは4月8日、「音源操作は事実無根」という立場を明らかにし、法的措置の検討も伝えた。歌手ヨンタクもまた、去る3月に買い占め疑惑を否定している状況だ。
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