元KARAのメンバーである歌手ク・ハラが亡くなった後、遺産をめぐって家族間で紛争が発生していた事実が韓国のテレビ番組で再現される。
MBCの番組『実話探査隊』は、4月1日の放送でク・ハラの実兄と実母の間で繰り広げられている遺産関連の紛争を取り上げる。
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ク・ハラの兄ク・ホイン氏はこの日の放送で、「20年前に子供を捨てた実の母が現れ、妹の遺産を得ようとしている」とし、関連内容を公開する予定だ。
ク・ハラが子供の頃に書いたという直筆メモには「オムマ(母)に会いたい…(中略)いつも喉の奥に飲み込んで我慢ばかりしていた」 という一節があった。
ク・ホイン氏は「明るい妹だったが、本当の姿は母親に捨てられ傷つき泣いていた」と告白した。
ク・ホイン氏によると、2人の実母は幼い頃に家を出ており、そのため父親は自ら死を選ぼうとるする極端な選択をすることもあったという。
当時11歳だったク・ホイン氏は、その時の衝撃的な状況を鮮明に記憶していた。
約20年が経ち、妹の葬式場でク・ホイン氏は実母と再会した。
ク・ホイン氏は「実母は携帯電話で何かを録音していた。そして法律と弁護士を前面に出し、ク・ハラが残した遺産の半分は自分のものだという親の権利を主張した」と明かす。
ク・ハラの実母は2006年に実父と離婚し、親権まで放棄している。
『実話探査隊』によると、実母は全羅南道 の光州(クァンジュ)市で暮らしており、 制作陣は実母を探して直接光州に向かった。番組ではその様子も報じられる。
なお、ク・ホイン氏は去る3月18日、国民請願サイトに“ク・ハラ法”の立法を請願した。
“ク・ハラ法”は、直系尊属や直系卑属であっても扶養義務を著しく怠った場合には相続欠格事由に追加しようという内容の民法改正請願だ。
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