新型コロナウイルス19の影響で、K-POPアーティストの海外ツアーが次々と延期・取り消しになっている。
アメリカやヨーロッパ、日本などで感染が拡大されるにつれ、一度延期を発表した公演の再延期や、取り消しも増えている状況だ。
TWICEは、4月15~16日に延期した東京ドーム公演をまたも延期すると知らせた。振替公演および延期に伴う払い戻しについては、TWICEのオフィシャルサイトにて後日発表となる。
BTS(防弾少年団)も、ワールドツアーの一部公演がキャンセルや延期になった。当初、韓国や日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツなど世界18都市38回公演を予定していたが、公演の開催が不透明になった。
SMエンターテインメントのボーイズグループSuperMも、4月23日に東京ドームで開催予定だったコンサートを延期。GOT7も、2月から5月に延期したバンコクでのコンサートを再延期した。
4月に開催を控えていた「KCON 2020 JAPAN」は、延期が発表された。ニューヨーク公演の「KCON 2020 NY」も取り消しになり、8月に予定している「KCON 2020 LA」も、開催が怪しくなってきた。
アメリカやヨーロッパの場合、今も感染が広がっているのため公演再開の兆しが見えない状況だ。日本の場合も、3月初旬には韓国からの渡航者に対する入国制限などが公演延期の大きな理由だったが、今は日本内での感染拡大が問題として挙げられる。
業界関係者は言う。
「事実上、5月に予定された公演も開催が不透明な状況だ。すでに延期されたツアーを含め、今や延期よりも取り消しのほうが現実味を帯びている。何よりもこのような状況が蓄積されるのが心配だ。下半期にも問題が解消できない可能性が高いが、K-POPだけでなく、世界の公演業界において大きな問題ではないだろうか。特にK-POPの大きな強みは公演とも言えるので、相当な損害を受けそうだ」
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